4月半ばに発芽なんて、これはなかなか幸先が良さそうです
by 奥田亮
だいたい毎週お天気の話題から始まるのは、日本人の挨拶のお定まりではありますが、なんとなく収まりがいいのでご寛容に願います。ということで、暖かったり雨で肌寒かったりと目まぐるしく天気が変わるのも春ならではではありますが、天気予報によれば4月18日は最低気温が2℃という予報。農家の方はこの日、遅霜対策が必要になるということだそうです。せっかく育った苗が霜に当たると一気に萎れてしまったり、咲き始めた桃やりんごの花に悪い影響を与えたりするのだそうです。まだまだ朝晩はしっかり寒くてストーブをしまうのはまだまだ先です。そういえばもう10年以上前になりますが、満開の桜の上に雪が積もったことがありました。
そんな中、15日(土)になんと芽が出ました! ひょうたんさん!「大寿」が2つと「えせUFO」が1つ。「大ひょうたん」はまだ確認できませんが。4月半ばに発芽なんて、これはなかなか幸先が良さそうです。この先いくつ発芽するかわかりませんが、なんかもう安心してしまいました。小学生が作った落ち葉堆肥のおかげです。衣装ケースの簡易温室も奏功したようです。ひょうたんの発芽温度は25〜30℃。けっこう高温です。桜が咲く頃にタネまきということなのですが、そんな時期に気温がそこまで上がるのはきっと原産地とされる南国しかないので、寒冷地ではどうしてもハウスや温室が必須になります。定植後も土に電線を通す? などして土の温度を上げるという方法をされている人もおられるらしく、少しでも環境を南国に近づけるためにいろいろ苦心が必要なのかもしれません。
菜園の方もそろそろじゃがいもを植えたり夏野菜のタネをまいたりしないといけません。世事に追われてなかなか重たい腰が上がらなかったのですが、先日農家のKさんがキャベツとリーフレタスと春菊の苗を持ってきてくれました。こうなるともう腰を上げざるを得ません。こうやって外から圧や刺激を与えてもらえるのはホントにありがたいです。逆に、そうしてもらわないと動かないというのも考えものですが。
今年は、最近読んだ『土を育てる』(NHK出版)という本に影響を受けて、不耕起という方法を意識してやってみようかなと考えています。不耕起といっても、ただ耕さないというだけではなさそうなので、あまり厳密にはできないと思いますが、まあ家庭菜園なので失敗しても大きな損害になるわけではないので、ダメ元で。どうなりますことやら…、でれろん。
(959日目∞ 4月17日)