これは大切に使わせていただかないといけません

by 奥田亮

地元の小学生が作った落ち葉たい肥

良質なたい肥、とてもいい感じ

東京あたりでは早くも桜が咲いたとの情報が入ってきますが、こちら北信は今は梅が盛り。桜はようやく枝先の蕾が薄赤く膨らんできたぐらいで、開花はまだ先のようです。それでも例年に比べると早いようで、4月初旬には咲き始めるのではないかと思います。

今年は早めに苗づくりを始めようと思いながら、なかなか重たい腰が上がらないのですが、それでもなんとか気持ちは上げようと、とりあえずは畑に生ゴミ堆肥を入れました。定植する5月までに土に分解してくれるように微生物に頑張ってもらわないといけません。菌ちゃんよろしくお願いします。

先日、いつもお世話になっている農家のKさんから落ち葉たい肥が届きました。Kさんが町の行政チームと一緒に取り組んでいるゴミの減量計画の一環で小学校の落ち葉をたい肥にしたもの。大量に出る落ち葉は、現状可燃ゴミとして廃棄しているのですが、たい肥にすることでゴミが減り、おまけにおいしい野菜が育つのです。いいことづくめではありませんか。この取り組みは小学校の教育プログラムに取り入れられ、5年生がKさんの指導のもと、熱心に取り組んだとのこと。その成果物のたい肥をお裾分けしていただいたのでした。届けていただいたものを見ると、ホントに良質なたい肥でビックリしました。5年生たちは、さらに自主的にそのたい肥を使って大根を育て、できた大根を切り干し大根にしたとのこと。いや〜すばらしいですね。

そんな素敵なたい肥をいただいてしまったので、これは大切に使わせていただかないといけません。苗づくりはこれでさせていただこうと思います。今週にはやりますよ、絶対。

穴を開けたUFO

中から出てきたワタとタネの塊

それから、先週タネを出してみた自然乾燥のUFOは、カンボジアの楽器kse dievを作るために底を大きく刳りぬきましが、皮が薄くてバリバリと割れていくので、どんどん穴が大きくなってしまいました。もともと生育が悪く、たぶん皮は薄いだろうと思っていたので、案の定ではありましたが、思ったよりはうまくいったと思います。中から出てきたのは、ワタとタネが渾然一体となって固まった塊。けっこうグロいですね。

乾燥を終えた雪の下ひょうたん

水浸けして表皮をこすり取り、日干ししていた雪の下ひょうたんは、ほぼ乾きました。なかなかワイルドな感じです。底を真っ直ぐに切った方は切り口に皮を張って太鼓にできそうです。真ん中に穴を開けたほうは、穴にやはり皮か何かを張って弦楽器にしようかなと思います。

なんだか計画ばかりが増えていきます。さて、どれから作りましょうかね。何年も放置したままの構想もあるし、というか実行したことの方が少ないかもしれませんが、まあ、生きてる間に少しずつ進めましょうか、でれろん。

(948日目∞ 3月27日)