2023年はナガユウガオを栽培することに決めました!

by 丸黄うりほ

①ヤマミーさんにいただいたナガユウガオのタネ

②青くて柔らかいうちに収穫した実は食用になります

③ヤマミーさんが作った、沖縄料理「チブル・ンブシー」

④完熟させて乾燥すると皮もしっかり! 

和泉市のヒョータニスト、ヤマミーさんがナガユウガオのタネを送ってきてくださいました。(写真①)

昨年、ナガユウガオの栽培に挑戦したヤマミーさん。苗をたくさん作って配り、ご親戚の畑でも育ててもらい、青くて柔らかいうちに収穫した実は「チブル・ンブシー」という沖縄料理のごちそうにもなりました。(写真②③)

そして、ご自宅で栽培した方は一部の実を完熟させて、ひょうたんと同じように秋になってから収穫し、皮を乾燥させてしっかりと仕上げました(写真④)。

この工程については昨年の「ひょうたん日記」の8月10日と、12月21日に詳しく報告していますので、興味を感じた方はぜひ読んでみてくださいね。

昨年のヤマミーさんの栽培と収穫のようすを見ていて、私は「ナガユウガオはほぼひょうたん」だと結論するに至りました。ユウガオとひょうたんは、植物としては結局同じものなのです。違うのは、ユウガオが食べられるのに対して、ひょうたんは基本的には食べられないこと。ひょうたんにはククルビタシンという成分が含まれており、それがすこぶる苦いために食用に適さない。それだけではなく、その苦味には毒性があるのです。

つまり、毒があっても面白い形、美しい形を生かす方に展開していったものが、ひょうたんのいろいろな品種になった。そして、形よりも食べられる方、毒性を消す方に展開していったものがユウガオとなった。

間違って食べて中毒を起こすことを防ぐために、現在この二つの植物のタネははっきり「園芸用」と「野菜」に分けて売られているのですが、もともとは同じだったということなのです。

それで、みなさん。どうでしょうか?ナガユウガオの実の形は、そんなに面白くないものでしょうか?

たしかにひょうたんのようなくびれはない。しかし、イプだって、長ひょうたんだってくびれはありません。実が2メートルにもなる長ひょうたんを育てるには大きな畑が必要ですが、ナガユウガオならほどほどなのでベランダでも栽培できそうです。

皮もしっかりしているようですから、楽器だって作れそう……。とくに、この形は南米の楽器、ギロを作るのにぴったりなのではないかと思います。

決めました!今年はナガユウガオを栽培してみることにします!

私はわりあい農薬をしっかり使うので、たぶん食用にはしないと思いますが……。いや、でも。1つくらいは食べてみようかな?

(918日目∞ 1月31日)