たまらん表情♡おーさきさんのひょうたん人形
by 丸黄うりほ
なんともいえない微妙な、それでいて惹きつけられる表情……!
兵庫県小野市にお住いのヒョータニスト、おーさきさんのひょうたん人形を一目見て、私は一瞬で恋をしました。きょうの「ひょうたん日記」は、その可愛さをみなさまにも見てもらいたい。ただそれだけの気持ちで書いています。
おーさきさんは、ヒョウタン総合研究所の元メンバー。昨年8月に瓢箪山の「夜喫茶アルカ」で行われたライブに来てくださって、そのときにひょうたん栽培を続けてらっしゃることをきき、2022年度のヒョータニストさんにも加わってもらいました。9月に千成ひょうたんの実を収穫、10月に水浸けを開始されたことも「ひょうたん日記」に書かせてもらっています。
年始の「新春ひょうたんショウ」にも足を運んでくださり、そのときに持参してくださったのが……このひょうたん人形だったのです(写真①)。
ね、たまらんでしょ?わかる人にはわかっていただけると思います、この可愛さ。会場の「夜喫茶アルカ」の照明は暗めで、私が撮ったひょうたん人形のアップ写真はブレていました。そのことをおーさきさんに告げると、お家で撮影した写真を送ってきてくださいました(写真②)。さらに、先日見かけた子以外にも、仲間のひょうたん人形がいることも判明(写真③)。
なんなの、どの子もこの子も、この表情!ああもう……私はメロメロであります。
この人形の素材となったひょうたんは、2022年に栽培していた千成なのかなと思ったら、そうではないそうです。2022年の千成たちは、まだ「何になれるか、何になりたいか」を問いながら眺めているそう(写真④)。おーさきさんは数年前からひょうたん栽培を再開していて、人形にしてもらったこのひょうたんたちは何年か前のものだそうです。
ほかにも大切にしているミニひょうたんのコレクションがあるそうで、その写真⑤も送ってきてくださいました。どの子も味のあるたたずまい。おーさきさんがひょうたんたちを慈しむ気持ちが画像から伝わってきます。
おーさきさんがおっしゃった、ひょうたんの、「何になりたいか」という声を聴くという言葉は、ヒョータニストにとって非常に重要です。これは、もともと奥田亮さんが言ってらした言葉だと思うのですが、これがわかると、ひょうたん一つ一つの味わいや個性を大切にするようになります。
ひょうたんには個別の美があることを感じ取る。そうすると、ひょうたんなんてどれも同じだとはとても思えなくなります。力技で雑に加工してしまうこともなくなります。私は、少し忘れかけていたこのスピリットを、おーさきさんの言葉によって再認識しました。
だから、おーさきさんの人形は、ここまで可愛いのでしょうね。人形たちの表情や柄を作り出しているのは、ハンダゴテだそうです。少しの線で表現されたセンスの良さときたら!
おーさきさんのひょうたん好きは、ヒョウタン総合研究所を離れてからもずっと続いていたようで、写真⑥⑦の藍染の風呂敷もひょうたんモチーフです。布をひょうたん型の木型で挟んで固定し、藍に浸して作ったのだとか。良い色、そして良いひょうたん!
年始の「新春ひょうたんショウ」の際は、瓢箪山稲荷神社初詣から参加してくださって、反射ステッカータイプの交通安全お護りを入手。愛車ジムニーにもぴったりですね(写真⑧)。
ぜひ2023年もひょうたんアクティビティを続けてください、おーさきさん。
(905日目∞ 1月12日)