「全日本愛瓢会」入会申し込みをしました!

by 丸黄うりほ

①「全日本愛瓢会」の会報『愛瓢』。湯浅浩史先生が送ってきてくださいました!

②『ひょうたん・へちま 栽培から加工まで』の著者、森義夫さんも「全日本愛瓢会」のメンバーです

新年明けましておめでとうございます。昨年は、「ひょうたん日記」をご愛読いだたき、ありがとうございました。本年も縁起物のひょうたんにあやかって、みなさまのもとに末広がりのハッピーとラッキーが押し寄せる一年となりますように!

さて。2023年初めての「ひょうたん日記」は、わたくし丸黄うりほの長年の夢であった「全日本愛瓢会」に、ついに入会の申し込みをした……というお知らせです。

日本にはいくつかのひょうたん愛好家団体があるのですが、その中でも「全日本愛瓢会」は最も権威のある団体だと断言しても差し支えないと思います。

設立されたのは1975年。発祥の地は奈良県の明日香村で、熱心な愛好家が集まって生まれました。2004年に特定非営利活動法人となり、現在は埼玉県に本部が置かれています。

「全日本愛瓢会」のウェブサイトには、「本法人は、一般市民に対し瓢箪の愛好、普及指導にあたり、瓢箪文化芸術の向上に関する事業を行い、一般市民の充実した余暇活動、まちづくりの推進及び国際交流に寄与することを目的とする」とあります。

どうですか? この文面を読んだだけで、ただの愛好家団体とはちょっとちがう、権威ある団体であることが伝わってきますよね……。それもそのはず、なんと「全日本愛瓢会」の名誉総裁は、ナマズとひょうたんが殊の外お好きな、秋篠宮皇嗣殿下なのです。

そんなわけで、私のようなへっぽこなひょうたん好きには敷居が高すぎると思い、その存在を知ってはいたものの遠くから眺めているだけでした。ところが、昨年9月に花形文化通信でインタビューさせていただいた、植物学者であり、「全日本愛瓢会」の相談役でもある湯浅浩史先生が、「ぜひ入るべきだ」と強く薦めてくださったのです。湯浅先生によると「全日本愛瓢会」は高齢化しており、若手の入会者が増えることを会員のみなさんが望んでおられるということでした。

決め手となったのは、年末に湯浅先生がわざわざ届けてくださった会報『愛瓢』でした(写真①)。昨年11月発行の最新号である『愛瓢』122号の巻頭には、現在の会長である時田勉さんによる運営委員会報告と「瓢道 綱領」が。時田さんには、やはり9月に大船フラワーセンターでご挨拶させていただきました。

そして、数ページにわたって全国の会員の皆さんによる157点ものひょうたん作品がカラー写真付きで紹介されていました。コロナ禍のために3年連続で見送られた全国大会展示会にかえて、紙上作品展が開催されているのです。その作品たちのみごとさときたら!

ほかに、大船フラワーセンターでの「ひょうたん展」の報告や、私の愛読書でもある『ひょうたん・へちま 栽培から加工まで』(家の光協会)(写真②)の著者である森義夫さんによる連載「私のひょうたん栽培」や、新しい品種の試作についての記事などもあり、大変読み応えがありました。

入会するには、ウェブサイトから入会申し込みフォームを送り、入会金3000円を指定口座に振り込むことと書かれていたので、私は郵便局の正月休み明けを待って、1月4日に申し込みと送金を行いました。

無事に承認していただけたら、会員バッヂなどが手元に届くようです。ドキドキしながら待つことにいたしましょう!

全日本愛瓢会の公式サイトはこちら

(902日目∞ 1月6日)

※次回903日目の丸黄うりほ「ひょうたん日記」は1月10日(火)にアップします。

 

  • 丸黄うりほ ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンション(大阪市北区)のベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。
  • 本年度(2022年)ヒョータニスト(ひょうたん栽培&加工に挑戦中のみなさん) ふじっこさん(三重県いなべ市)、フェイ・ターンさん(東大阪市・瓢箪山)、ヤマミーさん(大阪府和泉市)、森野ゆかりさん(奈良市)、光澤大志さん(熊本市)、中野由紀昌さん(福岡市)、金森幹夫さん(三重県名張市)、KFさん(大阪府東大阪市)、美佐子さん(大阪市・フレイムハウス)、西山朝子さん(大阪市・ウーピーキッチン)、モリカワさん(ヒョウタン総合研究所)、杉浦こずえさん(大阪市・愛知県安城市)、塚村編集長、ヒロミさん(兵庫県淡路島)、虎爪さん(千葉県)、イトミーさん(名古屋市)、おーさきさん(兵庫県小野市)