悪運やお化けを封じ込む!ハッピーひょうたん♡
by 丸黄うりほ
大阪市にお住いのヒョータニスト杉浦こずえさんから、タイ旅行のお土産としていただいた二つのひょうたん。タイではルームミラーにひょうたんをぶら下げて走っているタクシーがたくさんあるそうで、それを「プラクルアン」というのだと、後日教えてもらいました。
「ひょうたん日記」885日目(12月6日)にそのことを書いたら、読んでくださった和泉市にお住いのヒョータニストのヤマミーさんから、こんなメールが届きました。
「丸黄さんのタイのひょうたん、なんて書いてあるか私も気になり、タイ雑貨店の友人に今日聞いたら、タイ語の先生に聞いてくれたので現時点でわかることを伝えます」
おお!ありがとうございます、ヤマミーさん。タイ雑貨店というのは、堺市のRAKUDAさんのことですね。以前、542日目の「ひょうたん日記」で紹介した、ヤマミーさんがひょうたんのお守りを見つけてくださったお店です。
「パーリ語またはサンスクリット語でお坊さんが書いた文字ではないか?ラオス語かタイのイサン地方の言葉ではないか?とのことでラオス人の友人にも聞いてくれています。もしよかったら文章が全部写っている写真があればわかりやすいです。「金」という文字と「phiti ×2」と書いているけど、お坊さんの字はくせもあるので、とのことです」
タイ語の先生だけでなく、先生のラオス人のお友達までが解読チームに入ってくださった!お坊さんの字はタイの人にも読みにくいのですね。そこで、私はひょうたんに書かれた文字を一周ぐるっと撮影して、ヤマミーさんのタイ・ラオスネットワークに託しました。
「タイにはおまじないのようなヤントラがあり、車や家に書いたりしていて、私も以前お店のドアにしてもらったこともあります」とヤマミーさん。どうやら、そういったものの一種ではないかと見当をつけてくださっているようでした。
しばらくしてヤマミーさんから再びメールが届きました。
「お守り 幸運 お金 富と書いてると思います。読み取りは微妙だけど」
と、ラオス人の友人がお返事くださったとのこと。ラオスの人にも全部は読めなかったらしく、日本のくずし文字のような感じなのかもしれないなと思いました。いずれにしても、いいことが書いてありそうです。もうここまでわかったら十分だと思っていたら……。
「タイ雑貨店の友人が東南アジアに多く知り合いがいるとのことで、ラオス人の奥様がいらっしゃる方に聞いてくれました。
悪い運やお化けを閉じ込めるためのものだそうです。一般の家庭でも商売をされているところでも置くそうです。タイのお寺のものじゃないかな?と今日返事いただきました!」
……との三度目のメールが届きました。
日本、タイ、ラオスの多くの人を巻き込んで、ネットワーク解読していただいたひょうたん文字。本当にありがとうございます!
悪運を封じ込むひょうたんといえば、ヤマミーさんに以前教えていだたいた東南アジアの山岳地帯に住むミャオ/モン族の信仰のことが思い出されます。
そして、今年4月、福岡市にお住いのヒョータニスト・中野由紀昌さんに教えていただき連れて行ってもらった、太宰府天満宮の祭事「厄晴れ厄除けひょうたん」の、あの鮮烈な映像が私の脳裏にフラッシュバックします……(「ひょうたん日記」724日目)。
タイ、ラオスと、九州はひょうたんでつながっている!
私自身も、ひょうたんのおかげでヒョータニストのみなさんを始め、今年もたくさんの人とつながりが持てました。これこそが、ひょうたん効果。幸せそのものではないでしょうか。
2023年も、みなさまに数多くのハッピーひょうたんが届きますように!
(901日目∞ 12月28日)
※「ひょうたん日記」は、12月29日(木)から1月5日(木)までお休みをいただきます。次回902日目の「ひょうたん日記」は、1月6日(金)にアップします。