千成ひょうたん「ネルウァ」の実を収穫しました!
by 丸黄うりほ
ようやく、ようやくです!今年のひょうたん、千成「ネルウァ」の実を収穫しました!
もともと今年のひょうたん栽培はスタートが遅かった。最初にまいたマランカのタネがまったく発芽せず、ピンチヒッターとして千成「ネルウァ」のタネまきをしたのが5月に入ってからでした。いつもは4月10日頃にタネをまくので約1カ月遅れということになります。
出だしが遅れたということは、その後の成長もぜんぶ1カ月ずつ遅れて、6月にプランターに定植し、花が咲き出したのは7月中旬。
しかし、それからの巻き返しはすごかったです。「ネルウァ」の花は7月の咲き始めから11月2日まで、約3カ月半にわたって「毎日欠かさずに」咲きました。この、「毎日欠かさずに」というところは太字にしました。こんなすごいひょうたんは、私の15年以上のひょうたん栽培でも初めてだからです。
花は結局11月3日に途切れ、それでも20日ごろまではぽつぽつ咲いていましたが、だんだんと根が水を吸わなくなったので、水やりは11月末でやめました。
ひょうたんの実は、花が咲いて受粉してから完熟するまでに約2カ月かかります。最初期の7月になったのはもう十分ですが、10月になったものは12月でようやく日数が足りた状態。切れ目なく花が咲いていたためにその実がいつなったのか判断するのも難しく、全部終わってから収穫することにしたら、こんなに遅くなってしまったのです。
写真①②を見てやってください。頑張った「ネルウァ」の収穫前の最後の姿です。緑色の葉はウリキンウワバに食い尽くされてなくなってしまい、残った葉はほぼ枯れて茶色くなりました。でも、蔓はまだ緑色をしています。今までに育てた苗と比べてみても、「ネルウァ」の老い方はすごくきれいです。
私はベランダの南端からスキャナーでスキャンするような感じで、ひょうたんの実を収穫していきました。葉に隠れている実を見落とさないように、時間をかけてゆっくりと……。しかし、1苗でこれほどたくさんの実をつけたのは初めてなので疲れてしまい、何個あったのかわからなくなってしまいました。
それで、途中からはともかく全部の実を蔓からはずす作業だけに専念しました。なかには、茶色く枯れたもの、カビが生えてしまったものもありましたが、ほとんどはきれいな薄い緑色をしています(写真③)。終わりと思ってからも2、3個あとから出てきたので、それを最後にのせて、これで本当に全部(写真④)。
何個あるか、これからちゃんと数えますが、もしかしたら100個あるかもしれません。……すごすぎるぞ、「ネルウァ」!
(886日目∞ 12月7日)