お祝いにひょうたん型の徳利をいだきました!
by 丸黄うりほ
私は趣味が多すぎます。ひょうたんが好きで、毎年ベランダ栽培をしているだけでなく、その実から音のなるものを自作して、さらにそれを使って演奏活動をしている……というだけでも、なんかめんどくさそうな趣味だなと他人に思われるのはわかっているのですが、じつは「DJきー???」名義でときどきDJの真似事もしています。さらに、同人誌で小説を書いたりもしていまして……。
先日、その拙作に対して、「神戸エルマール文学賞」佳作(KDL 特別賞)という身にあまる賞をいただきました。神戸元町にあるラッセホールで、華々しい授賞式と祝賀会をしてもらい、主催の方々や同人仲間のみなさんから抱えるほど大きな花束を4つもいただき、全身が花に埋もれるという幸福を生きているうちに味わわせていただくことができました。ありがとうございます!
さらに、同人誌『星座盤』のみなさんからは「丸黄うりほ」のネーム入りのパーカーのボールペンをいただきまして、「もっと書け!」とハッパをかけられました。ありがとうございます!!
同人誌『mon』のみなさんからは、ひょうたん型の徳利と、お揃いの盃をいただきました。私がひょうたん狂いであるということ、そして酒好きであるということをご存知で、わざわざこれを選んでくださったのだそうです。ありがとうございます!!!
ひょうたん型の徳利は、有田焼の聖陶苑という窯元の製品で、面取りデザインに真っ赤な釉薬がかけられています。おめでたい色で、かつ和モダンな雰囲気。さっそく使わせていただきましたら、ふだんのおかずの横にこれを並べるだけで食卓がぱっと華やぐ。酒がうまい。
……はっ。これはうれしいけれど大変な危険物であります。ついつい飲みすぎてしまわないように気をつけなければ……。
それにしても、やはり徳利はひょうたん型に限りますね。くびれがあると熱燗の場合でも持ちやすい。注ぐときのトクトクという音も心地よい。ひょうたんといえば酒入れを連想する人が多いのもむべなるかな。
ところで、ここで私が連発している「徳利」という文字列でありますが、花形文化通信のコアな読者のみなさんなら、もうお気づきですよね。
「えっ、何のこと?」と思った方は、現在第2回までアップされている、植物学者で日本一のひょうたん博士である、湯浅浩史先生のインタビュー(その1)をどうぞお読みください。「徳利」=「トゥクリ」という言葉に秘められた、ひょうたんの謎とは……? ひょうたんから人類の歩んできた道が飛び出す壮大なお話です。
リンクはこちら! https://hanabun.press/2022/10/25/yuasahiroshi01/
(871日目∞ 11月15日)