会いたかったよ、ひょうちゃん!(1)

by 丸黄うりほ

①JR横浜駅前にある崎陽軒本店。立派なエントランスです

②ひょうちゃんのぬいぐるみが!

③ひょうちゃんのマグカップや小皿も見つかりました

④ひょうちゃんタオルや「昔ながらのシウマイ」柄のタオルも!

⑤新横浜駅のホームで発見!

⑥新幹線の中で、シウマイ・ディナー

⑦当たったのは、このひょうちゃん!

先々週の「ひょうたん日記」で、神奈川県鎌倉市の「日比谷花壇大船フラワーセンター」で「ひょうたん展」を見て、日本一ひょうたんに詳しい湯浅浩史先生にお話をうかがったこと。そして、先週木曜・金曜の「ひょうたん日記」では、そのあと川崎市に向かい、川崎大師の境内にあるひょうたん型の石碑「施茶翁塚」を見学し、東照の「ひょうたんサブレー」を購入したことを書きました。

神奈川県探訪のラストは、横浜市です。横浜のひょうたんといえば、言わずと知れた崎陽軒の「ひょうちゃん」であります!

その日私が最後に訪れたのは、JR横浜駅の東口にある崎陽軒本店でした。時刻はちょうど午後7時ごろ。とても立派なビルで、エントランスも高級感がありました(写真①)。

ここには本格中華のレストランもあるのですが、私の目当ては食事よりもショップです。ここなら、駅の売店などにはおいていないレアなひょうちゃんグッズが多数見つかるのではないか。そんな期待にどきどきしながら、お店の中に足を踏み入れました。

ショップコーナーは、店に入ってすぐの右手にありました。崎陽軒のメイン商品であるシウマイやお弁当の数々がずらりと並んでいます。とても商品の種類が多いのですが、ひょうちゃん目当ての私には二択しかありません。ひょうちゃんは崎陽軒の商品ならどれにでも入っているのではなく、「昔ながらのシウマイ」の15個入り・30個入りと「特製シウマイ」にだけ入っているのです。

ところが、ショーケースの「昔ながらのシウマイ」には、すでに「完売」の札が出ていました。もう閉店間近の7時ですから無理もありません。

がっかり。でも、きっとシウマイなら駅売店でも買えるだろう。この先、新幹線で帰るので新横浜も通過するし、そちらにもお店があるからきっとどこかで出会えるはずだ。私はそんなふうに自分自身を励ましながら、その横のコーナーに目をやりました。

するといきなりひょうちゃんのぬいぐるみに遭遇!大小あって、小さめのぬいぐるみのほうはマスコットホルダーになっています(写真②)。

その下にはひょうちゃんマグカップと小皿がありました。小皿のほうは絵だけじゃなくて、皿そのものがひょうたん型をしていてポイント高い!(写真③)

さらには、ひょうちゃん柄のタオルセット、「昔ながらのシウマイ」柄のスポーツタオル、「シウマイ弁当」柄のブランケットなどが並んでいました(写真④)。

うーん、全部欲しい!

でも、全部買ったら一体いくらになるんだろう?

万年金欠の私は、悩みに悩んで、そのなかから数点をピックアップして買い求めることにしました。「ひょうちゃん、せっかく会えたのにセコくてごめんよ。続きは今度。きっとまた横浜に来るからね……」。心の中で、そんな言い訳をしながら。

本店で売り切れていた「昔ながらのシウマイ」は、JR横浜駅構内の売店であっさりと見つけることができました。私はそれを2箱買い、さらに「横浜ひょうちゃんサブレ」を買って、在来線で新横浜へ。

その日は新幹線のダイヤが乱れていて、乗り込む寸前に飲み物を買ってなかったことに気がつきました。車内でシウマイを食べようと思っていたので、ビールがほしい。しかし、新幹線のホームにはコンビニが見当たらず、なぜかここにも崎陽軒の売店がありました。

さすが横浜。コンビニがなくても崎陽軒はあるんだ。ビールはおいてるかな……。

そう思って入ったら、なんと私の「ひょうたんアイ」が激しく反応しはじめました!こ、これは一体!?

私はそのお茶をためらわずに2本買い、急いで新幹線に乗りました。なんと崎陽軒、お茶まで出しているのか。しかも、そのペットボトルまでひょうたん柄とは、素晴らしすぎないか……? (写真⑤⑥)

ペットボトルには、「シウマイ、お弁当によく合うお茶」とわざわざ書いてありました。

新幹線の中で「昔ながらのシウマイ」を開けると、こんなひょうちゃんが出てきました(写真⑦)。ビールなんかなくても、ひょうちゃんと、ひょうたんのお茶のおかげで私の幸福度は200パーセントです!

明日は、本店と駅売店で買い求めたひょうちゃんグッズを詳しく紹介しますね!

(853日目∞ 10月19日)

(続く)