ヒョウレレ二代目・ネオ明日香

by 丸黄うりほ

①ふじっこさんが2台目のウクレレ作りに挑戦!

②安田ひょうたん店で買ったひょうたんを切って……

③市販のウクレレキットをさし込みました

④桐を天板に使ってみました

⑤きれいだけど、音が響かず

⑥ボディから弦がかなり浮いているので弾きにくい

⑦天板をラワン合板にかえて響きを改良!

自作ひょうたん楽器で音楽(のようなもの)を奏でる、音痴ユニット・ヒョウタン総合研究所は、11月6日に、デイリーちくわでおなじみ児嶋佐織さんと、かわいい物理の菊池誠さんのユニット・andmo’さんと、神戸ビッグアップルで対バンライブを行うことになりました。そんなわけで、現在どの曲をやろうかとか練習しなきゃとかいう状態です。

メンバーのふじっこさんは、自分で育てたひょうたんで作ったウクレレ「超明日香」を大切にしていたのですが、構造上に問題があって壊れてしまったとのこと。困ったな、ウクレレを使う曲はどうアレンジしたらいいかなーと思っていたら、さっそく2台目を作り上げたとのこと!さすが、仕事が早い!

……というわけで、今日はそのウクレレ製作のようすを紹介しましょう。

まずは写真①をご覧ください。ふじっこさんが用意したのは、市販のウクレレ製作キット。そして、岐阜県養老のおなじみ「安田ひょうたん店」さんで買ってきたという大ひょうたんです。

いい色をしたこの見事なひょうたんを、ぱかっとノコギリでカット。この作業が私などは最も緊張する、手が震えてしまうのですが、ふじっこさんは思い切りよくきれいに切っていますね(写真②)。

角材にウクレレキットのネックについていた棒と同じ径の穴を開けて、ネックとつなぎ、さらにT字金具でも固定。それを、ひょうたんに差し込みました。天板は厚み6ミリの桐板です(写真③④)。ネックとひょうたんの繋ぎ目が、初代ウクレレ「超明日香」のウィークポイントだったので、そこは頑丈に作りました。

そして、できあがったウクレレがこちら!(写真⑤)

音を鳴らしてみると……。響かない。どうやら、桐の天板が厚すぎたようです。横から見たのがこちら(写真⑥)。上が普通のウクレレで、下が今回作ったウクレレですが、天板の厚みだけでなく、ボディから弦がかなり浮いている。これは弾くのがとても難しそうです。

そこで、ふじっこさんは天板を厚さ2ミリのラワン合板に張り替えることにしました。完成したのがこちら!(写真⑦)

今度はもう少し響くようになりました。中に角材を仕込んでいるため、弦の真下にサウンドホールを開けることができず、本物のウクレレほどは響かないということですが、今回のウクレレは、「超明日香」よりもしっかりとしていて丈夫そうです。名付けて、「ヒョウレレ二代目・ネオ明日香」!

「エフェクターを繋いで弾くと、なんちゃってシューゲイザーなんてのもできちゃったりして、超楽しい」と、ふじっこさん。確かにシューゲイザー風味ですねー!みなさまも、ぜひ動画をご覧ください!そして、まだ少し先ではありますが、ヒョウタン総合研究所のライブのことを気にかけておいてくださいね。

(835日目∞ 9月21日)