「咲くやこの花館」ひょうたん園に行ってきました!

by 丸黄うりほ

①「咲くやこの花館」入口に食虫植物の顔ハメが!写真家の水野真澄さん(右)と。

②気合いの入った食虫植物の展示

③パラボラッチョ。スペイン語で酔っ払いの木という意味

④奇想天外(ウェルウィッチア)

⑤大輪のドラゴンフルーツの花

⑥ひょうたん棚には、大ひょうたんと千成ひょうたんが

⑦大好き&尊敬している写真家の水野真澄さん!

大阪市の鶴見緑地にある「咲くやこの花館」に行ってきました。同行してくださったのは、大好きな写真家の水野真澄さんです。

なぜわざわざ水野さんに同行をお願いしたかというと、自分のポートレートを撮ってもらうため。じつは最近自分の顔写真が必要になったのですが、手持ちの写真を探してみると、ひょうたん楽器を演奏しているところか、DJしているところしかない(笑)。あとは何か食べてるか、ヘン顔してるか……要するにふざけた写真しかない。

ちゃんとした写真を撮ってもらおうと決めた時、ぱっと脳裏に浮かんだのが、ひょうたん棚を背景に写してもらえたらいいなぁということでした。そんな夢のような贅沢、許されるだろうか?と自問自答したんですが、水野さんは快く「ロケしましょう!」と言ってくださったのです。

「咲くやこの花館」では、夏休み期間ということもあり「虫を食べる植物展」が開催中でした。食虫植物は小学生にとても人気があるんですよね。館の入口には、このような顔ハメも設置されており(写真①)、子どもたちがいなくなった一瞬を見計らって私もハメてまいりました……。

館内に入ると至る所で食虫植物が特集されていて、手入れもすこぶる行き届いており、「子どもたちもこれが好きなんだろうけど、絶対この館のスタッフに相当な食虫植物好きがいるわ……!」と確信させる熱いものがありました(写真②)。

温室内には、パラボラッチョ(スペイン語で酔っ払いの木という意味だそうです)という巨大な樽みたいな植物や(写真③)、奇想天外という名前をもつ、一科一属一種の極めて珍しい植物や(写真④)、月下美人の花にも似た大きな花が昼間にキラキラ咲いているドラゴンフルーツ(写真⑤)など、見るべきものがいっぱいありました。

しかし、私たちはそのあたりを軽く流して、まずは温室の外にある「役立つ植物広場」ゾーンへ向かいました。そのゾーンの一画に、ひょうたん棚があるはずなのです。

ひょうたんの最盛期は7月下旬から8月いっぱいですから、今年もひょうたん栽培が行われているのであれば、まだひょうたんがぶら下がっているはずです。「咲くやこの花館」のひょうたん園では、毎年異なる種類のひょうたんが栽培されていて、ある年は長ひょうたんが目立っていたり、ある年は恐竜ひょうたん(マランカ)が目立っていたりしました。果たして今年は?

水野さんと私は盛大に汗をかきながら「役立つ植物広場」の一画、ひょうたん棚までたどりつきました。しかし、どうやら、今年は珍ひょうたんがなく……、標準タイプの「大ひょうたん」と「千成ひょうたん」だけが栽培されているようです。

ひょうたんマニア的にはちょっと残念ではありましたが、ポートレートの背景にひょうたんの実を入れてもらうのであれば、このほうが撮ってもらいやすいような気もしました。

ひょうたん棚の下でカメラを構えた水野真澄さんは、めちゃくちゃかっこ良かったです。そして、私はこのひょうたんたちに囲まれて、普段はしない経験をさせていただきました。どきどき。

*明日に続きます

(817日目∞ 8月25日)