はてしなきひょうたんがワープする
by 奥田亮
きょうは8月8日ですね! 言わずと知れたひょうたんの日。ちょっと調べてみましたら、この「ひょうたんの日」というのは、全日本愛瓢会が制定とのことで、まぁとくに威光も権力もないんですけど、ひょうたんに耽溺する身にとってはエポックな日ではあります。
ひょうたん栽培ですが、自宅水場のこぼれ種千成君は、どうも千成君と呼ぶにはちょっと大きいようで、現在体長20センチ少々、首長だけどぽってりとしたあんこ型。小さめの百成と言ってもいいのかもしれません。これからはこぼれ種百成に改名した方がいいかもしれません。
図書館の方もまずまず順調ですが、こちらは千成と言うには少々小さめで豆瓢と言ってもいいかもしれないようなかわいいのが、現在10個ほどと、百成と思っていたら結局小ぶりながらUFOだったようなのが2つ成っています。小学校の校庭をバックに、「映える」写真が撮れました。
ちなみにこの8月8日は、他にも、そろばんの日 ・かわらの日・屋根の日 ・ぎふ山の日・やまなし山の日 ・ひげの日・ぱちんこの日・パチンコ供養の日・プチプチの日・タコの日・笑いの日、となにやらたくさんあるようですが、8月8日というこの日が、こうやってひょうたんの実が美しくなっている期間にあたるという意味でも、ひょうたんの日という設定に軍配を上げたくなりますがいかがでしょうか。
そんなひょうたニストにとって特別なこの日、ライブを開催します。開催の経緯については、109号をご参照いただければと思いますが、出演は、カトウシモン(ドラム、語り、歌、他)、Okika(オリエンタルダンス、電子音、影絵、他)、オクダリョウ(ひょうたん楽器、他)の3人。題して「はてしなきひょうたんがワープする夜」。8月8日ひょうたんの日と、無限大「∞」がぐるぐると混ざり合ってできた、わかったようなわからないようなタイトル。さて、どうなるんだろう、何をするんだろうと思っていたのですが、先日練習をしてようやくそれが明らかになりました。
シモンさんは、絵描きでもあり、ミュージシャンでもあるのですが、もう一つ、物語のストーリーテラーでもあります。先日の練習日、シモンさんは長年温めてきた物語のエスキースを持参され、これをやりたい!と申し出られたのです。題して「龍乗りの物語」。ミヒャエル・エンデの『果てしなき物語』に大きな影響を受けたというシモンさん。たしかにそんなイメージが随所に見られる冒険ファンタジーで、龍に乗る少年が心の赴くままに旅をして大切なものを見つけるお話です。
つい先日、シモンさんから届いた台本は、全編筆ペンで手書き! ものすごい気合に圧倒されました。いただいた台本を読んで大筋はあたまに放り込みましたが、当日のリハで、ある程度細かいところは詰めていくことになると思います。でもだいたいにおいて、本番になると全部忘れてしまうので、きっと予定通りにはいかないとは思うのですが。どうなりますことやら! ライブの様子は来週のでれろん暮らしでご披露いたします。でれろん!
(805日目∞ 8月8日)