千成「ネルウァ」に実がなり始めました!
by 丸黄うりほ
我が家のベランダで栽培中の千成ひょうたん「ネルウァ」が、待望の実をつけ始めました!
先週(7月15日)にお伝えしていた開花第1号の雌花は、現在10センチほどのひょうたんになりました(写真②)。毎日ちょっとずつ大きくなってきていますので、まだもう少し大きくなるかもしれません。
その後も毎日花が咲いて、8センチほどの実になっているものが現在7個ほど。もうちょっと小さくて、まだ実になれるかどうか確定しないのも7個ほどあります。
雄花と雌花の比率は、雄花5個に対して雌花が1個ほどで、この株はやや雄花が多めかなと思います。この1週間でいちばんたくさんの花が咲いたのは昨日で、雄花が12個、雌花が3個咲きました。
実の形を観察すると、「ネルウァ」の個性が感じられます。同じ千成ひょうたんのタネをまいて育てても、どんな形の実がなるかはこの段階にならないとわかりません。大きさはひょうたんの品種によってだいたい定まっていますが、形については博打に近いのです。
「ネルウァ」の実は、どうやらふっくらと丸いタイプ。くびれは浅めで、口部はわりあいちゃんと出ています。やや上部のふくらみが大きめかな。頭でっかちのいわゆる「たんひょう」と呼ばれる実もついています。
ひょうたんの形の好みも人によってそれぞれだと思いますが、私は千成の場合は丸っこいほうが好みです。なので、「ネルウァ」の実はかなり理想に近い。
この時期はまだ蔓が旺盛に伸びますので、手の届かないところまで伸びそうな孫蔓の先端をぷちっぷちっとカットしました。また、木のように太くなってきた親蔓のビニタイをゆるめました。すでにビニタイが蔓に食い込んでしまっているところもあったので、次からはソフトなシリコンのタイや、誘引クリップなどを使ったほうがいいのかなとも思います。
あと、この時期のお手入れとして大切なのは追肥です。いわば妊娠中の女性のような感じになるので、たっぷりと栄養を与えなければなりません。リンカリの液肥を中心にしますが、そればかりでは不健康な育ち方になるため、たまにはチッソも与えます。実に水分をたくわえようとしますので、欲しがる水の量も増えてきます。そして、「なり疲れ」という言葉もあるように、この時期は特に病気にかかりやすくなりますから殺菌剤もこまめに与えます。
花と実の季節はもうしばらく続きそう。きょうもたくさん咲きそうです。
(794日目∞ 7月22日)
※次回795日目は奥田亮「でれろん暮らし」、7月25日(月)にアップ。
796日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、7月26日(火)にアップします。