何やらうれしいような懐かしいような気持ち
by 奥田亮
我が家のひょうたんの中で、一番最初に雌花が見つかったのは、なんとこぼれ種のこぼちゃん1号。野生の強さでしょうか。水周りがどんどん蔓に浸食されています。プランターの2つもいい感じです。一方、図書館のひょうたんたちも順調に大きくなっていて、今張っているネットでは間に合わなくなってきました。はやくネットを足さないと蔓が行き場を求めて彷徨いはじめています。こちらも雌花がついていたのですが、見るとくびれのないIPUのような形ばかり。まさか全部IPUだった、などというオチにならないか、ちょっと心配になってきました。
さて、先週お知らせしたように、カトウシモンさんの絵がスワロー亭にやってきてから、ライブの予定が次々入ってきています。皮切りは8月8日ひょうたんの日、そのカトウシモンさんとのコラボライブ。シモンさんのパートナーで、ベリーダンスなどのオリエンタルダンスを踊るダンサー OKIKAさんも参加してくださることになり、なんだか怪しげで魅惑的な夜になりそうです。ベリーダンスといえば、腰のくびれ。ひょうたんとの親和性も高いではありませんか!
さらにOKIKAさんは私のハンドメイドひょうたんイヤリングを気に入ってくださり、ひょうたんイヤリングを着けて踊ってくださることに。無限大の日でもあるこの日に合わせて、タイトルは「はてしなきひょうたんがワープする夜」。さっそくシモンさんが素敵な手描きのフライヤーを作ってくださいました。どんなことになりますやら、楽しみです。
8月は25日にもう一つライブ出演があります。小布施町の隣、高山村にある正徳寺で開催されるイベントへの出演で、お誘いくださったのは二人の若きアーティスト、Kaiさんと周平さん。Kaiさんはリオ、東京パラリンピックの開会式にも出演したダンサー、周平さんは能の謡(うたい)の修業を積んで、そこから即興で謡を謡う独自のスタイルで活動しています。このお二人から、楽器担当としてお声がけしていただいたというわけです。この三人のユニット、「ボンサイ」という名前にしたとのこと。なかなかいい名前ですね。
先日、その「ボンサイ」の打ち合わせがありました。どのように表現するのか、コンセプトは何なのか。どんな風に三人が絡むのか。若い二人の真摯な話し合いを聞きながら、年寄りは何やらうれしいような懐かしいような気持ちになっておりました。ああ、いいなあ、この感じ。ようやく何となくの方向性が決まり、また別の日、練習と相成りました。ああ、練習! れんしゅう、この響きがまたなつかしい…。考えてみれば私は、ここのところずっと一人で演奏するスタイルでやっていました。誰かと合わせる、という音楽をいつからやってなかったのでしょう。今回は三人で、しかも年齢差30以上。うーん。
9月も2つのライブの開催が決まっています。その話はまた。でれろん!
(786日目∞ 7月11日)