ひょうたん苗 → へちまスポンジ

by 奥田亮

栗の木は今が花盛り。町の南東の栗林地帯はなんともいえない匂いでむせかえるようです。

栗の花のアップ

6月も後半、長野県は早々に梅雨入り。小布施町は栗の花の匂いでむせかえっております。栗の花なんて、こちらに移住するまで見たこともなく、ましてや匂いなんて全く知らなかったので、町を歩いていて、これが栗の匂い、と教えられても「?」となっていました。花ならば香りというべきところですが、栗の花は「匂い」あるいはいっそのこと「臭い」と記述する方が似合うたぐいのもの。詳述は避けた方が賢明ですが、山田風太郎の小説に出てくるようですので、ご興味のある方は探してみてください。

さて、絵本の名作『どうぞのいす』をご存知でしょうか。うさぎさんが作った「どうぞのいす」に、次々といろんなものが置かれ、入れ替わっていくという素敵なお話しですが、最近、小布施町立図書館まちとしょテラソの玄関に「どうぞのいす」が登場し、なんとひょうたんの苗が置かれたのです。図書館のひょうたんはおかげさまで元気に育っていますが、余った苗がポットのままいくつか残ってしまっているので、それを置いたというわけです。

6/13 図書館玄関の「どうぞのいず」にひょうたんの苗が。

6/17朝現在、へちまスポンジと冊子に。

いすの上に小さなノートがぶら下げられていて、上に置かれたものをもらった人が、交換に置いていったものを書くことになっています。見てみると、

(6/13)ひょうたんの苗 → ジャコーランタン(かぼちゃ)の苗 → 採れたて玉ねぎ →(6/14)採れたて青梅 →(一旦空いたので)ひょうたんの苗(補充)→(6/16)へちまスポンジと冊子『マックのきけん生物』

と変遷していました。お二人がひょうたんの苗を持って帰られたようなので、町内のどこかで栽培されているはず。ひょうたんの苗はまだ3つ4つあります。これからも変遷しながら、町にどんどんヒョータニストが増えていくことになりそうです。小布施がひょうたんの町になったらどうしよう!?

我が家のひょうたんもようやく定植。ニンニクの枯れ葉で草マルチ。

我が家のひょうたんもようやく定植しました。実際のところ定植するにはもう少し本葉が伸びてからの方がいいとは思うのですが、小さなポットのままだとなかなか大きくならないので思い切ったのでした。今回はリンゴコンテナのプランターに千成と百成を一つずつ。草マルチには、数日前に収穫して干していたニンニクの葉の枯れたのを敷きました。水場の放置苗は基本的に放置のままなので、たぶんナメクジなどに喰われてあまり元気がなくなってきています。テコ入れすべきかどうか。もう少し様子をみましょうか。でれろん。