芽が出ますように!ひょうたん様に祈りを
by 丸黄うりほ
フェイスブックはときどき数年前の自分の投稿をプレイバックして知らせてくれるんですが、昨日はちょうど10年前の同じ日に育てていた千成ひょうたんの画像が上がってきていました。それを見るとすでに1メートルになっていて、「もうすぐ摘心」とか書いている。それに比べると今年はまだタネの状態で、ずいぶん遅れてしまいました。最初に芽出しをしようとしていたマランカは、ついにカビが生えてきました。
今年の栽培はなぜ発芽の段階でつまずいてしまったのか。そんなことをつらつら考えていると、あっと気がつきました。
今年はまだ瓢箪山稲荷神社に初詣していないじゃないか!
私は、毎年1月中に東大阪市の瓢箪山稲荷神社にお参りをして、「今年もひょうたん活動をお護りください」とお祈りすることに決めているのです。稲荷社はもともと五穀豊穣を願う農業の神様で、のちに商売繁盛、芸能上達の神様ともなった。ひょうたんを育てて楽器(のようなもの)をつくり、それを演奏するという私たちのひょうたん活動も見護っていただけるだろう、という勝手な信仰なのですが。
それなのに、今年は行けてない。忙しかった……というのはまったくの言い訳です。
そんなわけで遅ればせながらお参りしてきました。
こちらには「辻占」と呼ばれる3枚組のおみくじがあり、それも引かせていただきました。おみくじは「吉」で、「人気しだいによし」。やきぬきは「大吉」で「思ひ事かなふ」。そしてあぶり出しは「大どりより小どり」。
ありがとうございます……。お言葉を信じ、ひょうたんを信じて精進してまいります。あぶり出しのお言葉は、マランカのような大ひょうたんよりも千成のような小さなひょうたんで頑張れという意味かな、と都合よく解釈しました。
神社の境内には日本酒「瓢箪山」の大樽がありました。このお酒は神社の近くにある酒店「ひょうたん屋」で購入することができます。(詳しくは2020年12月23日の日記)
私はいろいろお世話になった方々に、この美酒を御礼の品としてお届けすることにしました。「ひょうたん屋」のウェブサイトにもあるように、ラベルは瓢箪山稲荷神社の前宮司さんによるもの。蔵元は高槻の壽酒造。神聖かつレアなお酒であるだけでなく、とてもおいしいお酒なので、きっと喜んでいただけるだろうと思います。
お祈りをし、お届け物の手配をすると私は気持ちが少し落ち着きました。
*明日に続きます
(749日目∞ 5月19日)