森野さんちのUFO三兄弟は今?
by 丸黄うりほ
丸くてくびれのないUFO型のひょうたん。その名もずばりUFOという品種のひょうたん3苗に、大好きな『ハリー・ポッター』から「ハリー」「ロン」「ハーマイオニー」という名前を付けて、昨年の春から丹精こめて育ててきた奈良市の森野ゆかりさん。
昨年10月27日(626日目)の「ひょうたん日記」で、先成りの実3個を収穫。11月5日(632日目)には、その実の水漬けが始まったことをお伝えしていました。年が変わって、UFO三兄弟はどうしているのかな?と思っていたら、森野さんから新しい写真が届きました!きょうはその様子をお伝えしていきましょうね。
まず、写真①をご覧ください!
三段重ねの鏡餅みたいな、お団子みたいなひょうたん。こちらは、無事に水漬けと乾燥がすんだ先成りの実たちです。下から「ロン」「ハリー」「ハーマイオニー」の実。いちばん大きい「ロン」の実は胴回り47センチあります。
実のお尻のほうに穴をあけて、口部の蔓を残して積み重ねたら、こんな素敵なオブジェになりました。自然の造形美と森野さんのセンスの良さが相まって、こうやって置いておくだけでアート作品のような風格がありますね。
いっぽう、写真②〜④は後成りの実たちです。
こちらは現在もまだベランダにぶら下がっています。遅く花がついた後成りの実は4個あったときいていましたが、無事に残ったのは3個だったようです。写真②と③はどちらも「ロン」の実。「ロン」は先成りとあわせて合計3個の実をつけたことになりますね。もうすっかり蔓は枯れていますが、実の表面はまだ薄い緑色を保っています。虫食いやシミなどもなく、本当にきれいです。日数的には、こちらもじゅうぶん収穫できると思います。
写真④は、おそらく「ハリー」の実だということです。おそらく、というのは蔓を整えるときに切ってしまって、もう本体につながっていないから。いびつな形から、途中でしぼんでしまったのだということがわかりますが、腐ってしまうことなく、きれいに形を残すことができましたね。カビが作り出した模様も味わい深くて、とても素敵です。
④のような実を、ひょうたんマニアは「しぼみ瓢」と呼んで珍重します。というのは、計画的につくろうと思ってつくれるものではないから。
初めてのひょうたん栽培で、みごとに6個の実をならした上、そのうち1個はマニア垂涎の「しぼみ瓢」。森野さんの2021年ひょうたん栽培は、大・大成功と言えるのではないでしょうか。本当によかったね、UFOたち!
(697日目 ∞ 2月17日)