ピーナッツとひょうたんは似ている!
by 丸黄うりほ
先日、手土産を求めようと阪急百貨店の食料品売り場をうろうろしていたら、私のひょうたんアイが「ガーガー!!ピーピー!!」と激しく音を立てて反応し始めました。
ひょうたんアイが視線の先に捉えたのは、紺色のひょうたんマークです!地球儀のような線が入っていて、じつにかっこいい! こういうかっこいいひょうたんマークを探していたんだよなぁ……と思いながら近寄ってみると……。
違いました。ひょうたんではなくて、ピーナッツだったようです。
「残念。でもすごくいいマークだよなぁ……」と思いつつ、並べられた商品を見ていると、お店の方が説明をしてくださいました。こちらは「ドレ」という千葉県八街産のピーナッツを使った食品のブランドなのだそうです。八街は、日本が誇るピーナッツの名産地なのだとか。
商品ラインナップは、殻付きのピーナッツのほかに、瓶入りのピーナッツバター、ピーナッツペースト、ピーナッツクリーム。プリンやソフトクリームもあり、焼き菓子はフィナンシェとサブレの2種。どの商品にもピーナッツがたっぷりと使われているらしく、パッケージにはかっこいいピーナッツマークがついていました。
そのなかで私のひょうたんアイがムズムズ動いたのが、「ドレ・サブレ」でした。ひょうたんではない、これはピーナッツなのだ……と頭では了解したのですが、どうもひょうたんアイのほうは納得していない。というのは、パッケージの中のサブレ本体の形が、またまたひょうたんに見えたのです!
私は、違うんだよと思いつつも、いつのまにか「ドレ・サブレ」と「ドレ・ピーナッツクリーム」を買い求めていました。
家に帰ってきてパッケージを眺め回しました。ピーナッツの花や実がちりばめられた箱デザインには、センスの良さだけではなくピーナッツへのリスペクトが感じられます(写真①②)。いいなぁ、愛されているよな、ピーナッツ。ひょうたんモチーフにもこのレベルのものがあればいいのに。
さて、わくわくしながらサブレのパッケージを破りました。なかから出てきたピーナッツ型のサブレをお皿に置いてみると、「絶対これはひょうたんだ。お尻を少し横にふった感じなんか、ひょうたんそのものではないか?」という思いがますます強まりました(写真③)。
しかし、味は完全にピーナッツでした。かりっと固めに焼きあがっていて、とても香ばしくておいしかったです。
一緒に買い求めたピーナッツクリームのほうも、ふわふわの食感でめちゃうまでした。パンやクラッカーに塗るのが正しい食べ方なのかもしれませんが、甘さ控えめなので、そのままデザートみたいにつまみ食いしてしまいました(写真④)。
ところで。ピーナッツの殻の真ん中のくびれは、豆の配置によってできたものであり、豆が2個並んでいる場合はくびれがひとつ。豆が3個の場合はくびれがふたつになる。大変合理的です。
しかし、ひょうたんのくびれはなぜ?どうしてこんな形をしているの?
ピーナッツとひょうたんは似ている。しかし、ひょうたんの形はやはり謎めいています。
(678日目 ∞ 1月20日)
ドレ 詳しくは公式HPへ