新年、ヒョータニストさんたちのひょうたんは? (2)
by 丸黄うりほ
昨日に続いてヒョータニストさんの年末年始をご紹介していきます。きょうは、東大阪市の瓢箪山にお住まいのフェイ・ターンさんです。
瓢箪山という町は、ひょうたん好きの聖地であります。もともと瓢箪山稲荷神社の参道として発達し、今も町をあげてのひょうたん推し。神道とキリスト教という宗教の違いなど軽く飛び越えて、この町の商店街ではクリスマスツリーにもひょうたん短冊が飾られます。星に願いをというわけで、七夕とも習合している?この件については昨年のクリスマスシーズンの「ひょうたん日記」で詳しく書いていますので、よかったらそちらも読んでみてくださいね(420日目)。
写真①は、そんな瓢箪山商店街のクリスマスツリー用短冊です。フェイ・ターンさんのSNSからお借りしました。そして、一緒に写り込んでいるのがご自身制作のひょうたんランプ。フェイ・ターンさんはすっかりひょうたんランプ制作にはまってしまったようで、自分で作るだけでなくお友達を集めてランプの会まで開催!写真②がそのようす。とっても楽しそうですね!
去年の春、初めてひょうたん栽培に挑戦し、秋に初めて収穫したばかりだというのに、いったいもういくつランプを作られたのでしょうか?大きなものから小さなものまで、どんどん仕上がってきています。これでは創作意欲に材料のひょうたんが追いつかないのでは……と心配していたら、どうやら三重県いなべ市のヒョータニスト・ふじっこさんから豆ひょうたん数個が届いたよう。向かって右に写っているちっちゃいのが、その豆ひょうたんですね(写真③)。
ふじっこさんから豆ひょうたんを贈られたフェイ・ターンさんは、瓢箪山稲荷神社のお守りをふじっこさんに返礼。そして、なんと同じお守りを私にまで送ってきてくださいました!
写真④をご覧ください。これがフェイ・ターンさんにいただいたお守りセットです。左は交通安全のひょうたん型シール。中央の旅行安全お守りもひょうたん型。そして、本物の千成ひょうたんに「山」、裏側には「福」の字が書かれたお守り。三拍子(三瓢子)そろって、めちゃくちゃ幸せになれそうです。
これだけでもうれしいのに、同封の年賀はがきにはライブのお誘いまで書いてくださっていました。今年は、ひょうたんの聖地・瓢箪山で、フェイ・ターンさんと我が「ヒョウタン総合研究所」のライブが実現するかもしれません!どうぞみなさんもご期待くださいね!
さらに、写真⑤をご覧ください。昨年秋に収穫したひょうたんの一部は、現在窓際にぶら下がっています。これは何をしているのかというと……。
収穫し、水つけして干した新しいひょうたんは、だいたい白っぽい表皮に仕上がります。しかし、フェイ・ターンさんの好みはもう少し茶色いひょうたんなのだとか。確かにランプにする場合は白いより茶色い方が美しいかもしれません。ひょうたんは時間がたつと勝手に茶色っぽくなってきますが、「もしかしたら陽に当てると早く茶色くなるのではないか?」、そう考えたフェイ・ターンさんは、窓辺にひょうたんを吊るして様子をみることにしたのだそうです。
というわけで、ただいま「色の変化の実験中」。畳に落ちたひょうたんの影と、飼い猫さんのあくびが、のどかな冬の日向です。
(672日目∞ 1月12日)