新年、ヒョータニストさんたちのひょうたんは? (1)
by 丸黄うりほ
①KFさんのイプ「パートン」は花器になりました!
12月はほとんど有馬温泉レポだった「ひょうたん日記」。その間にヒョータニストさんたちのひょうたんはどんな進化を遂げていたのか?今週は順にそのようすを紹介していきましょうね!
まずは写真①をご覧ください。東大阪市のKFさんのイプ「パートン」1号です。昨年6月に受粉、9月に収穫。そして、今年のお正月にはついにこんな素敵な花器になりました!壁掛け、床置きどちらでも使えるようにしたそうです。ひょうたんは軽くて、しかも適度な厚みがあって丈夫で、水を入れてもOK。そして、この自然な美しさ!ひょうたんが花器としても素晴らしい素材だということが、このようにセンスのいい生け花を見ると再認識させられますね。
写真②は同じく「パートン」の実、2号です。こちらは9月に受粉。そして、12月1日(649日目)の日記で収穫を報告。カラスか何かにつつかれたような穴があいていて崩壊の心配もあったのですが、無事に水つけが終了しました。現在、乾燥に入ってます。下半身を大胆に横に切ってありますが、こちらは何になるのかな? 続きの加工を楽しみにしていましょう!
かわって、写真③から⑥は和泉市のヤマミーさん宅のようすです。我が家のイプ「ドミティアヌス」と同じく、こちらのひょうたんも一部が年を越しての栽培継続。ヤマミーさんは昨年の秋にすでに2回収穫されていて、先にとった実はアイデア満載のオリジナルひょうたん温灸器になったりもしているのですが(12月1日の日記)、現在もまだ蔓にぶらさがっている実は百成2個と千成21個だそうです。
写真③④は、8月に定植をした奥手ひょうたん、百成の「ヤオ」と「ヨロズ」の実です。「ヤオ」の実は大きいけれど皮が薄くて、触ると凹む。「ヨロズ」のほうは上のふくらみがほとんどなく、千成くらいの大きさしかないそうです。それにしても、これほど季節外れの定植にもかかわらず、2苗とも本当によく頑張りましたね! すごいです。2個とも水につけずに、このまま乾燥させて仕上げるのが良さそうです。
写真⑤⑥は、11月になってもまだ花をつけていた(11月17日の日記)、千成ひょうたんの千尋です。先成りの実に比べると末成りの実たちは小さくて、まるで豆ひょうたんのように可愛い。こちらも春までこのままぶら下げておいて、自然乾燥させるつもりだそうです。ほぼ1年間楽しませてくれたご長寿ひょうたんに乾杯!
(671日目 ∞ 1月11日)