ひょうたん型ご飯でお正月気分!

by 丸黄うりほ

①ひょうたんのご飯型と串をいだきました

②ひょうたん串で六瓢♡

③可愛い! 少し左のお尻がふっくらしたひょうたん

④なんとなくお正月っぽい?

新年あけましておめでとうございます。

おかげさまで「ひょうたん日記」も3回目のお正月を迎えることができました。

昨年はひょうたん栽培に挑戦し、その様子を報告してくださる「ヒョータニスト」さんが飛躍的に増えて、この日記も楽しく盛り上がりました。また、「ひょうたんを見かけたよ!」という情報や、「ひょうたんグッズを見つけたよ!」と報告してくださる方も多くなりました。なかには、そのグッズを送ってきたり、手渡してくださる方も……。みなさんに支えられて、今日があるのだなぁとしみじみ感じ入っております。

というわけで、年の初めの本日は、そんなうれしい頂き物のひょうたんを紹介しますね!

写真①②③をご覧ください。ひょうたん型のご飯型と、ひょうたん型のついた串です。よく見るとこのご飯型、左のお尻が少しふっくらとしている。完全な左右対称型ではないのが、とても風情があって良いですね。

このひょうたん達を下さったのは、イラストレーターで絵本作家でもある吉田稔美さんです。昨年10月に大阪・心斎橋の大丸百貨店で展覧会をされたときに、久しぶりにお会いすることができ、わざわざ東京から持ってきてくださったのです。ありがとうこざいます!

これを今まで紹介しなかったのは、「お正月に向いてるかも?ならば、お料理の形にして写真を撮らなくちゃ!」と思ったから。

ひょうたんのご飯型は、岐阜の「曽南」という木製品の会社が作っているもので、なんの木かわかりませんが、すごくいい香りがします。

取り扱いは結構大変で、使用前に数時間水につけてアク抜きを行わないとならない。洗剤は使ってはならない。長時間水につけすぎてはならない。日陰で乾かし涼しいところで保管しなければならない。ビニール袋に入れるとカビが生えます、などなど注意書きだらけ……。風流なものを使うには、それなりの準備と心構えが必要だということですね。

ご飯がくっつかないように、型をたっぷりと水で濡らしてから押し込むのですが、隙間まできっちり詰めないと美しいひょうたん型になりません。逆に詰め込みすぎると変に盛り上がってしまう。

料理下手で不器用な私が悪戦苦闘の上、ようやく作り上げたのが写真④です。ご飯のまわりには、黒豆、田作り、昆布巻き、ぎんなん、そして有馬温泉で買い求めたひょうたんの漬け物をひょうたん串に刺して並べてみました。

……うーん。うまく盛り付けられたとはとても言えませんが、真ん中のひょうたん型のご飯は可愛くできましたよね?

早々から縁起物のひょうたんご飯を頂いて、新年も楽しい年になりそうな予感がします。今年も「ひょうたん日記」をどうぞよろしくお願いいたします。

(669日目 ∞ 1月6日)

  • 丸黄うりほ ∞ ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンション(大阪市北区)のベランダでプランター栽培している。2021年はイプ「ドミティアヌス」を栽培。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。
  • 本年度ヒョータニスト(ひょうたん栽培&加工に挑戦) ∞ ふじっこさん(三重県いなべ市)、フェイ・ターンさん(大阪・瓢箪山)、ヤマミーさん(大阪府和泉市)、KFさん(大阪府東大阪市)、森野ゆかりさん(奈良県奈良市)、ヒロミさん(兵庫県淡路島)、しょうゆさん(大阪西成・ココルーム)、美佐子さん(大阪北浜・フレイムハウス)、西山朝子さん(大阪市淀川区・ウーピーキッチン)