有馬ひょうたんレポ(その3)ねねハーブの小径
by 丸黄うりほ
先週に続いて、今週も有馬温泉で見つけたひょうたんをレポートしていきますね。
ヒョウタン総合研究所所員のふじっこさんと、私こと丸黄うりほが、その次に目指したのは「有馬温泉 太閤の湯」です。こちらは、有馬ビューホテルが経営する日帰り温泉で、「癒しをテーマとした温泉テーマパーク」。「太閤の湯」というネーミングからわかるように、太閤・豊臣秀吉と、その馬印として有名な千成ひょうたんがシンボルになっています。ここなら、おそらくたくさんのひょうたん物件に出会えるに違いない……と、私たちは推測したのでありました。
ねね橋から、温泉街中心部を右手に見つつ、左に伸びる道を歩いて行くと、だんだん結構な勾配の坂道になってきました。「太閤の湯」が山の上に位置していることがわかります。
その途中で「太閤の湯」への道しるべを発見!(写真①)
「太閤の湯」の文字に、赤いひょうたん型が描かれたロゴマーク。少し左にお尻をふったひょうたんが、愛嬌を感じさせるデザインです。このロゴマークをあしらったのぼり旗が、道沿いにも並んでいます。
建物の近くまでくると、ひょうたん型にくり抜いた木製の道しるべも発見!(写真②)
ふっくらとカーブを描く、これもなかなか趣のあるひょうたんです。やはり、やや左にお尻をふったデザインで、左右対称ではありません。
さらに歩いて行くと、「太閤の湯」の駐車場に着きました。駐車場の背景にはきれいな紅葉!その前には木の門があり、そこには……、ひょうたん型のパネルが立っていました!(写真③④)
ひょうたんパネルには「太閤四季彩園 ねねハーブの小径」と書かれています。近づいて読んでみると……。
こちらは、高台寺圓徳院のなかにある「ねねの小径」をイメージして作られたもの。随所にハーブが植栽されていて、四季を感じ、風を感じ、ねねに想いを馳せながら歩ける小径だとあります。ねね橋のたもとに立っていた銅像のねねさんも西洋人のようなお顔だったけど、ハーブとはまたハイカラな。
「行ってみましょう!」ということで、ヒョウタン総合研究所の二人は門をくぐって中へ。
「ねねの小径」は、ハーブ園というよりも細い山道のような雰囲気でした。かなり傾斜があって、木が茂り、鬱蒼としています。ところどころに、ねねというより秀吉にまつわる史跡名などが書かれた立て札が立っています。
しばらく行くと、人の形をしたパネルに遭遇!「森林浴ヨーガ」と書いてあります。こ、これは一体?(写真⑤)
さらに進むと、昔の牢獄のようなものがあり(写真⑥)、その近くに「有馬温泉と黒田官兵衛」「官兵衛と土牢」という説明板が立っていました。
あれっ?「ねねの小径」のはずなのに?
小径を下り切ると、出口に到着。その門をみると、「官兵衛古道」と書かれています。ええっ???
そうか……。この二つの小径はつながっていて、どこかでコンセプトが変化していたということのようですね。「森林浴ヨーガ」のあたりかな??? うーむ、なかなかユルい感じでよいですね。
門を出ると、「太閤の湯」外観の、鮮やかな朱色が目に飛び込んできました!
(*明日に続きます)
(653日目∞ 12月7日)