ひょうたん仕舞いの季節。でもまだ花が……

by 丸黄うりほ

①「ドミティアヌス」の雄花のつぼみ

②ヤマミーさんの千成、指先サイズの雌花

③同じくヤマミーさんの千成。大輪の雄花

④末成りの実は面白い形!

⑤「枯れるまで見届けたい」とヤマミーさん

⑥中国から届いたひょうたん?

2021年ヒョータニストさんのうち、ふじっこさん、フェイ・ターンさん、ヒロミさん、美佐子さん、しょうゆさんはすでに栽培を終了。そして、先日、大阪市淀川区のウーピー・キッチン西山朝子さんからも、ひょうたん仕舞いをしたというメールが届きました。

西山さんからは8月にもメールをいただいていて、そのときには「イプに雌花がつかない」とおっしゃっていました。風と陽の強いベランダの最も外側に植えたのが原因ではないかとも書いておられましたが、我が家のイプも極端に雌花が少なかったので、「イプはそういう品種のようです。難しい品種をお預けしてしまってすみませんが、もう少しだけ見守ってやってくださいね」とお願いしておきました。

先日いただいたメールによると、雄花は秋になっても咲いてくれていたようですが、ついに最後まで雌花が咲かなかったのだとか!本当になんという気難しいひょうたんだったのでしょう!ごめんなさい、西山さん。イプにかわってお詫びを申し上げます。

優しい西山さんは「夏のケアが不足していたと反省しています」とか、「ひょうたんのいる夏が好きなのでまた育てたいです」とか言ってくださっていて、こちらとしては「すみません。これに懲りず、ぜひ来年もよろしく」と申し上げるしかないです。実のならないひょうたんの面倒を見てくださって、ありがとうございます!

そんなわけで、現在も栽培継続中のヒョータニストさんは、KFさん、森野ゆかりさん、ヤマミーさんの3人となりました。私自身も入れると4人ですね。

我が家のイプ「ドミティアヌス」は、さすがに年老いてきて、欲しがる水の量も最盛期の1/4になりました。しかし、まだ緑色の新しい葉が出てきており、雄花のつぼみもついています(写真①)。雌花が見当たらないので、もう実ができることはなさそうですが、なかなか頑張っております。

和泉市のヤマミーさんの千成ひょうたんは、11月に入ってからも花が咲いたとのこと!

写真②をご覧ください!指先サイズの小さな小さな雌花です。そして、写真③のほうは大輪の雄花。「最後の花になるかな?」とヤマミーさん。この時期に咲いている花を見ると、その健気さに胸がきゅんとしますね。

写真④と⑤は、その千成ひょうたんの苗についた末成りの実たち。ヤマミーさん宅のひょうたんは、まるまるした実が多かったという印象ですが、末成りたちはちょっと長めで面白い形をしています。

「枯れるまで見届けたい」とヤマミーさん。丁寧にお世話をしてもらっている幸せなひょうたんたち。きっとその愛に応えてくれることでしょう!

さて、最後に写真⑥をご覧ください。これは最近ヤマミーさんのお宅に中国から届いたひょうたんです。八卦と陰陽のマーク、そして「灸」の文字。これは一体……?

以前も書いたことがありますが、じつはヤマミーさんは鍼灸師。明日からは、ヤマミーさんのひょうたん灸実験についてお伝えしていきますね。

(640日目∞ 11月17日)