うどんこ病退治に「お酢守」がいい感じ!
by 丸黄うりほ
急に寒くなりましたね。ひょうたんと同じく暖かいのが好き。暑いのはまあまあ耐えられる。でも、寒いのは大嫌い!な私にとっては辛い季節の到来です。
我が家のベランダで栽培中のひょうたん、イプの「ドミティアヌス」も急激な気温低下で寒がっているんじゃないだろうか。自分が寒がりなだけに気になります。
ぱっとみたところ、「ドミティアヌス」の葉はまだ青々としています。蔓の先端をみると、新しいピカピカの葉がまだ出てきたりもしている。10月下旬ということを考えると、「ドミティアヌス」の健康状態はすこぶる良い。このまま長寿ひょうたんとなり、9月受粉の実が収穫可能になる11月下旬まで枯れずにもってくれたらいいな。
しかし、葉をよくみるとウリキンウワバにだいぶかじられて、穴があちこちにあいています。アブラムシもいなくならない。
いちばんの悩みはうどんこ病です。
うどんこ病は、うどん粉をまいたような白いカビが葉の表面に生える病気で、ひょうたんを栽培していると必ず出てきます。かなりひどくなっても株本体に大きなダメージはないかわりに、完全にやっつけるのも難しい。今まで私はベニカ EX スプレーという殺菌殺虫剤をまくことが多かったんですが、ちょうど使い切ってしまったので別の薬剤を試してみることにしました。
「お酢守」というこの薬剤。原材料が酢酸で、野菜の収穫前日まで使えるらしい。アブラムシ、ハダニ、オオタバコガ、コナジラミなどの害虫駆除と、うどんこ病退治ができるとラベルに書かれています。
スプレーしてみると、まさにお酢の匂い!匂いが鼻につーんときます。しかし、ほかの農薬よりもなんとなく安心な感じがして使いやすい。アブラムシがついているところ、うどんこ病になっている葉に集中的に、たっぷりとかけました。
2、3回使ってみて感じた結論。これ、うどんこ病にはかなり効きます!
今までいろいろ使ってみた薬剤のなかで、うどんこ病に限っていえばこれがいちばん効果的だったかもしれません。害虫退治にはほかの薬剤と組み合わせたほうがいいのかなという感じです。
ひょうたん栽培に限らず園芸をされているみなさん。うどんこ病が出てきたら、この「お酢守」、一度試してみても損はないかなと思います。
(622日目∞ 10月21日)