ひょうたんの収穫が始まりました(その1)
by 丸黄うりほ
ようやく暑さが落ち着いてきましたね。雲の形も空気の匂いも秋めいてきました。ヒョータニストさんたちのひょうたん畑でも、ぼちぼちと収穫が始まりました。きょうと明日はその報告をしてまいりましょう!
まずは、大阪府和泉市のヒョータニスト、ヤマミーさんの庭から。
ヤマミーさんは3月に園芸店で買い求めた千成ひょうたんのタネと、三重県いなべ市のふじっこさんにもらった百成ひょうたんのタネをまいて苗ポットを作り、5月はじめに「センナ」「千尋」「千」「ハク」と名付けた4苗をプランターと庭に定植しました。6月始めにはそれらの花が咲き、結実が始まりました。2021年のヒョータニストさんたちの栽培のなかで、最も早く実ができたのがヤマミーさんのひょうたんだったと思います。
ヤマミーさんは、その後少し遅れて「うらら」、7月に「マルコ」、8月に「ヤオ」と「ヨロズ」と名付けたひょうたん苗を定植。時期外れの定植でもひょうたんはちゃんと育ち、立派に実をつけることを証明してくださったのですが、その間に5月植えのひょうたんの実たちはしっかりと熟していたようです。
今回収穫したのは、受粉から2カ月以上たった35個。実りたてのころは青かったひょうたんたちが白っぽくなり、完熟したことが見た目にもわかります。一部茶色くなっているものもありますが、こういうのも水につけてしまえば表皮がむけてきれいになります。完全にカラカラになっている場合は、水につけずにそのまま乾かして、表面のカビ模様を楽しむのもオツなもの。
私は、収穫したての薄い緑色をしたひょうたんの姿がとにかく好きで、水つけの作業に入る前にいつもどっさり写真を撮ることにしているのですが、今回のヤマミーさんの写真からも同様の感情が伝わってきます。とくに写真③はとても良いですね!夕日(朝日かも?)に照らされた4個のひょうたんが、歌でも歌い出しそうに見えます。
おめでとう、無事に収穫期を迎えたひょうたんたち!
ヤマミーさん宅ではあと千成が39個、百成が3個できているそうですが、これらは完熟までもう少し栽培を続けるそうです。写真④は5月植えの「千尋」で、ご覧のように青々とした葉が茂っていてまだまだ元気です。写真⑤は8月植えの「ヤオ」と「ヨロズ」の実。この実たちが熟すのは10月、もしかしたら11月までかかるでしょうか。収穫第二弾も楽しみにしています!
(596日目∞ 9月14日)