そろそろ収穫の時期

by 奥田亮

ようやく咲いたIPUの雌花。受粉させたけど、う〜ん。

気がつけば8月も終わろうとしていますね。ひょうたんにとってはそろそろ収穫の時期。この後、雌花が咲いて無事着果したとしても、ちゃんと成長しきるかどうか、微妙な時期になってきました。わが菜園のひょうたん達、とくにIPUとUFOは、相変わらず蔓ばかり盛大に伸びています。せっかく棚を作ったのに、わざわざそこからはみ出してすぐ横にある松の枝にまでぐんぐん侵食していっています。ああ、どうしよう、切ろうかなという気もちょっとしましたが、いっそこのまま伸ばしてみることにしましょう。

先週半ば、IPUに新たに雌花が見つかりました。それも4つぐらい。おお、これは期待できるかも、と喜んで雄花を探しましたが、そんな時にかぎって1つも咲いてないんですよ。なんとか上の方に1つ咲いているのを見つけましたが、この雄花、なんの雄花なのかわからない上に、花粉も雨で流れたのか、あまりありません。それでもなんとか受粉させ、その後毎朝、経過観察していますが、3日たってもどうも受粉させた時のまま成長していないような気が。う〜ん。他の雌花を見ると、まだ花も咲かないうちに黄色く変色しています。ああ、もうやる気ないんかな……。

そういえば、IPUの種をいただいた大元、ユカリさんのところはどうなったでしょう。連絡してみたところ、4つほどなっていると写真を送ってくださいました。見ればどれもIPUです。こちらからお渡しした百成やUFOはならなかったようです。さすがにフラをされている方、ユカリさんの家の土はIPUと相性がいいのでしょうか。

ユカリさんのIPU。藁の上の地這いは腐ってしまったようです。

町内でお配りした苗たちはどうなったでしょう。ピアノの先生宅では、ふじっこさんの百成が1つ結実! 中国瓢的なフォルムを残しながら、くびれの上と下がほぼ同サイズという不思議な形。なんともかわいらしいですね。楽器にするのはもったいないかも。

ピアノの先生宅の百成。天地が同じ大きさとは珍しい。

コミュニティスペース「みんなの家」は、UFOの雌花が付いていたのですが、着果せずそのまま黒く萎んでしまっていました。常駐する人がいない場所ということもあって、うまく行きません。

じつはもう1カ所、ひょうたん栽培が飛び火していました。長野市篠ノ井のたまに行ってるおいしいお店「太陽」。今年のまだ寒い時期だったかに行った時、私の鞄に付けていたひょうたんアクセサリーにぐいっと食いついてこられたので、ちょっとひょうたん談義をしたことがあったのですが、そのまま忘れていました。そうしたらつい先日、お店のインスタに大量に収穫された千成ひょうたんの写真がアップされているではありませんか! まさかひょうたんを栽培されていたとは! その後お店に伺うことがあったので、中身の出し方などお伝えしました。

太陽さん宅の千成。こんなにたくさんなると思わなかったそうです。

写真を見る限りちょっと収穫が早かったような気もするのですが、ちゃんと成熟していてくれていることをご祈念申し上げます。南無飄々、でれろん!

(585日目∞ 8月30日)