ヒョウタン不調の最大の原因
by 奥田亮
う〜ん…。お盆も過ぎたのにIPUは一向に実をつける気配がない…。雌花が見当たらないのです。丸黄さんの報告によれば、他の人たちが育てているIPUも雌花率が著しく低いとか。なんかやっぱりそういう品種なのでしょうか。ただよく考えると、菜園のヒョウタンエリアに植えた4つの苗は、蔓は元気よく伸びているけれど、実がなったのは、百成(中国瓢)2つ、UFO1つ、千成と思っていたけどやっぱり百成?だったのが1つ。しかも「やっぱり百成?」は蔓も細く、1つ実がなって以降あまり伸びていません。例年に比べても少なめです。全体に蔓ボケなのかも。土の問題があったのかもしれません。
金曜日にようやく1つ、IPUの雌花を発見。これは大切にしなければとその近くの脇蔓を切ることにしました。プチっ、ん? あれ?あああ、あっ! 脇蔓を切ったつもりが、雌花をつけた蔓の方を切ってしまってる…。たま〜にやってしまうんですよね。蔓がぐるぐるにからまってわけがわからなくなっているので、間違えちゃうんです。ああ、やっちゃったと意気消沈したんですが、よく見ると残った蔓にも小さな雌花が付いているのを発見。なんとかこれが育ってくれればと思います。
菜園はキュウリとピーマンが早々と終わりつつあります。キュウリは「八町きゅうり」という在来種の伝統野菜だったのですが、花が異常にたくさんついて、これは大漁か!と皮算用していたのですが、こちらも雄花ばかりで雌花がほとんど付かず、蔓を切ったり水を多めにやったり、肥料をやったりしたのですが、ようやく付いた実も十分育たないまま萎んでしまいました。初めの頃に採り忘れて大きく育ちすぎた実がいくつかあったので、それでエネルギーを使い果たしてしまったのかもしれません。ピーマンも一時は勢いよくたくさん採れたのですが、急に元気がなくなり、見ればカメムシのような虫が茎にびっしり。葉っぱも萎れてきました。
土曜日は家庭菜園教室。講師のKさんは昨今の気候変動の厳しさを嘆いていました。今年は(も?)雨の降り方が異常で、かんかん照りとゲリラ雨を交互に繰り返しています。気温は40度近くまで上がり、全体的には水不足気味だったのが、今度は長雨が続きました。先日全国で大きな被害をもたらした台風9号の時には、二日間ずーっと雨が降り続けました。このときは近くの千曲川の水位が、避難勧告を出すレベルまであと1メートルというところまで上昇。2019年に大きな被害があった台風19号の記憶もまだ鮮明なので、役場の防災も戦々恐々でした。その後ようやく雨が止んでなんとか大丈夫でしたが、果樹など農業被害は出たようでした。台風はこれからが本格シーズン。まだまだ油断できません。
我が菜園やヒョウタンの不調も、この気候の影響が多少はあったのかもしれませんが、いや、それはやっぱり言い訳で、植物に対する愛情が足りないのが、最大の原因だということはよくわかっているんです。ああ、まだまだです。でれろん。
(580日目∞ 8月23日)