「ひょうたん池」の蓮の花が見頃です!
by 丸黄うりほ
大阪市の中心部を流れる大川。その河川敷に広がる毛馬桜之宮公園の、ちょうど造幣局の対岸あたりに「ひょうたん池」という名の池があります。
この池は、旧藤田邸跡公園に隣接していて、おそらくもともとは藤田邸の敷地内にあったもの。最近、太閤園の売却が決まってニュースになりましたが、「ひょうたん池」はそのずっと前から大阪市の管理下にあり、今回の太閤園売却による影響はなかったようです。よかった。
私が前回この池を訪れたときは、ちょうど葉桜の頃でした(4月6日の日記)。そのときに、ここが蓮池であることを知ったので、「花の咲く季節になったら行ってみよう!」と心に決めていたのです。
ところで、花は一日中いつでも咲いているわけではありません。ひょうたんの花が夕方に咲き、翌朝にはしぼんでしまう一夜限りの花だということは、この日記を続けて読んでくださっている方にはもうおなじみですよね。
では、蓮の花はいつ咲くのでしょうか?
こちらは午前中なんですって。早朝から午前9時くらいが開花のピークで正午くらいにはしぼんでしまうのだそうです。
というわけで、私はちょっと早めに起きて、自転車にまたがって毛馬桜之宮公園へ。
「ひょうたん池」は長ひょうたんのような細長い形をしているのですが、真ん中より少し上あたりに赤い橋がかかっています。それがひょうたんを結わえる紐のようにも見える。蓮池になっているのは、紐よりも上の部分です。
4月に訪れたときは枯れて泥沼のように見えた池の一面に、きょうは蓮の葉がびっしりとしげっていました。花もいっぱい咲いています!
よく見ると、蓮の花にも種類があるらしく、ピンク色味の強い花もあれば、クリームイエローの花もある。どれもきれいで見とれてしまいました。
ひょうたんのくしゃっとした白い花もいいですが、私は蓮の花もいいなぁと思います。でも、本当は蓮の実が花よりも好きなんですよね。なんだか宇宙人みたいな感じがして。
ひょうたんもやっぱり、花より実が好きです。蓮の実もひょうたんの実も妙に堂々としていて、ぬっと存在している。一体なんでこんな形しているのかな?と思わせる造形美、自然のデザイン力。
蓮の花の見頃はわりあい長く、8月中旬くらいまで楽しめるそうです。この機会にぜひ「ひょうたん池」に立ち寄ってみてください。
(555日目∞ 7月14日)