ヒョータニストさんたちの実♡実♡実!
by 丸黄うりほ
ひょうたんの雌花が咲き始めたら、結実はすぐ続いてやってきます!
というわけで、「ひょうたん日記」539日目(6月22日)でお伝えしたヒョータニストさんたちの畑と庭から、その続報をお伝えしていきましょう!
まずは東大阪市のKFさんのイプ、パートンです。
写真①②③をご覧ください! なんと3個もの実が同時に結実し、どんどん大きくなってきています。いちばん大きい①の実はもう10センチになったそうです。②が現在8センチ、③が5センチ。
どの実も流れるようにゆるやかなくびれ。やや細長い形をしていて、一般的なひょうたん型のひょうたんとはまた違う、とても味わい深い形をしています。実の色は薄緑色ですが、よくみるとアメリカひょうたんに多い、白っぽいまだら模様がありますね!
大型のひょうたんは、実の大きさが確定するのに少し時間がかかり、ふくらむ途中で成長がとまってしまうこともたまにありますので、この時期の本体のスタミナがポイントになってきます。できれば3個ともうまく育ってほしい。頑張れ、パートン!
次はいなべ市のふじっこさんの長ひょうたん、グルートです。
こちらもすごい!写真④⑤をご覧ください。板の上に横たわる④は、もう50センチになりました。さらにもう1個、⑤も成長中。
なんと、どちらも親蔓にできた実なのだそうです。ふつう、ひょうたんの花は親蔓にはあまり咲かないのですが、びっくりですね。地面に近い、かなり低い位置にできたので地面に這わせていくしかないけど、上からぶら下げて育てるよりも風の被害などがなく、意外と正解かも?最終的にどこまで大きくなるか、楽しみに見守っていきましょう!
写真⑥は、同じくふじっこさんの百成ひょうたん、ピーターです。こちらも結実が始まりました。昨年のひょうたん「まーくん&やっちゃん」の血をひくこのひょうたん、親たちにそっくり。口部が長くてくびれが強い個性的な形です。もともと品種不明で大きさから百成と判断したひょうたんですが、この形と発芽率の高さなどから、大変強いことで知られる中国ひょうたんだったかもしれないなと思います。
ふじっこさん宅では他品種のひょうたんたちも、ぼちぼち花が咲き始めたようす。来週あたりにはそちらの実の紹介もできるかもしれません。
最後に写真⑦をご覧ください。こちらは、瓢箪山のフェイ・ターンさんの大ひょうたん(百成)です。まだ受粉したばかりだそうですが、ちょっとずつふくらみ始めたとのこと。この写真のように表面がつるつるぴかぴか光ってきたら、成長スタンバイのサインです。いかにもひょうたんらしい、バランスのいい形をした美瓢ですね!この調子で大きくなあれ!
(545日目∞ 6月30日)