チェンマイのひょうたん守り
by 丸黄うりほ
タイ北部・チェンマイのひょうたん守りをいただきました!
このひょうたん守りをくださったのは、今年からひょうたん栽培を始め、私たちのヒョータニスト仲間に加わってくださった和泉市のヤマミーさんです。
ヤマミーさんは鍼灸師で、週末は堺市の「RAKUDA」というエスニック雑貨と衣料のお店でも出張施術をされています。その店頭でこのひょうたん守りを見つけられたとのこと。
その貴重なお守りを、ひょうたん型をしたおいしいミルクまんじゅう、千鳥屋宗家の「太閤はん」と一緒に、わざわざ私に届けてくださったのです!スペシャルなひょうたんセット!ヤマミーさん、ありがとうございます!
ちなみに、去年3月の「ひょうたん日記」(234日目)で、「太閤はん」の紹介をしています。読み返してみると、味はとてもおいしいけど形がいまいち……などと書いており、なんかエラソーです。いやいや、ひょうたんモチーフのお菓子だというだけでも「よくぞ、この形を採用してくださった!」と喜ぶべき。ありそうでなかなかないんですよね、ひょうたん型のお菓子って。
話をお守りにもどしましょう。
とにかく、見た目がキュートです!小さめの千成ひょうたんに、鈴入りのカラフルな飾りがいっぱいついていて、キーホルダーとしても使えるようになっています。お守りというよりアクセサリーのように楽しく、ファッショナブル。お国が違えば、お守りの雰囲気も違ってくるのですね。
日本ではひょうたんは縁起の良いものとされ、ひょうたんのお守りを授けてくださる神社やお寺もかなりありますが、タイでもひょうたんはとても縁起の良いものとされているようです。
ヤマミーさんによると、中国、タイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムなどの山岳地帯に住むミャオ族(モン族)には、ひょうたんには疫病神や邪鬼を封じ込む呪力があるという信仰があり、魔除け、縁起物としてひょうたんを首飾りや腰につけるのだそうです。
ミャオ族についてもう少し調べてみると、太古の洪水神話があり、一組の男女がひょうたんに乗って生き延びて、それがミャオ族の始祖となったという言い伝えもあるようです。タイの隣国・ラオスにも、ラオス人はひょうたんから生まれたという神話があり、この地域のひょうたん伝説や神話についてもっと深く知りたいなと思いました。
(542日目∞ 6月25日)
※次回543日目は奥田亮「でれろん暮らし」、6月28日(月)にアップ。
544日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、6月29日(火)にアップします。