ひょうたんもなか「六瓢」と「三瓢子」

by 丸黄うりほ

①「ひょうたんもなか」6個入り「六瓢」

②関取(咳取り)が、ひょうたんを抱えている!

③3個入りの「三瓢子」も新発売

④包み紙もひょうたん!

⑤「六瓢」の箱にもひょうたん♡

⑥栞もビニール袋にもひょうたん、ひょうたん♡

⑦中のあんこは、つぶ餡、いよ柑、抹茶の三色

 

福岡県北九州市に、とても可愛いひょうたんのお菓子があることを教えてもらいました。「お菓子のみずま」というお店の「ひょうたんもなか」です。

教えてくださったのは、福岡市で「Edit office 瓢箪座」を運営されている編集者の中野由紀昌さん。一昨年12月、大分県の「ひょうたん祭り」のときにも道案内していただき、大変お世話になった方です。

中野さんによると、この「ひょうたんもなか」は「お菓子のみずま」の定番商品。「ここぞ、というときには注文して手土産にする」のだとか。その「ひょうたんもなか」に最近、新しいパッケージの商品が登場。「それがとても可愛い!まだ公式サイトにはアップされていないけれど、通販で買えますよ」とのこと。

私もさっそく取り寄せてみました。「ひょうたんもなか」が6個入った「六瓢」と、3個入りの「三瓢子」です。

開けてみた第一声が「可愛いっ……!!(絶句)」。ひょうたん好きのツボを、なんとみごとに押さえたパッケージなのでしょう!!

6個入り「六瓢」は、6人のお相撲さんが「八幡」と書かれたひょうたんをいろんなポーズで抱え、1人がひょうたんマークのついた「みずま」の旗を持って立っています。

なぜお相撲さんなのかというと、お店のある北九州市八幡東区枝光には「枝光八幡宮」があり、その境内に咳封じの神様が祀られている。「咳封じ」=「咳取り」=「関取」というわけで、「枝光八幡宮」では、お相撲さんをモチーフにした「咳取り守り」が最近できて、授与していただけるようになったのだとか。それにあわせて、「ひょうたんもなか」も、関取パッケージがこのたび発売されたというわけなのです。

3個入りの「三瓢子」のほうはお相撲さんが3人です。ひょうたんを抱えた人、「みずま」の旗を持つ人、そして鼓を打つ人。その背景には大きなひょうたんのシルエットと、琵琶、箏、太鼓、笛などの邦楽器が描かれています。一応、音楽をやっているヒョウタン総合研究所メンバーの私としては、このパッケージには「六瓢」以上にアガります。

「六瓢」というネーミングは言わずと知れた「無病息災」から、「三瓢子」のほうは能楽の「三拍子」からとられているらしく、揃いも揃って縁起が良い!

掛け紙をとると、黒ベースの包み紙が出てきました。これもひょうたん柄(写真④)。さらに、「六瓢」の箱にも銀色の八幡ひょうたん(写真⑤)。さらにさらに、蓋を取ると、赤いひょうたんの栞が。そして一つ一つにひょうたんが描かれた袋が……(写真⑥)。みごとなひょうたん尽くしです!

「ひょうたんもなか」本体の可愛さについては、もう言うまでもありません。中身のあんこは、つぶ餡、いよ柑、抹茶の三色。つぶ餡は甘すぎず、しっかりとあずきの味と香りがします。いよ柑は白あんに柑橘が爽やか。抹茶はほんのり苦味も感じられる大人の味。

「六瓢」は1000円(税込)、「三瓢子」は500円(税込)。電話で問い合わせれば全国通販してもらえます。

(536日目∞ 6月17日)

お菓子のみずま公式サイトはこちら