お披露目ライブ情報なども
by 奥田亮
梅雨入りが早いと脅かされていましたが、日本列島の東は、いまだ梅雨入り宣言がありません。平年が7日ごろとのことなので、早くても平年並みとなりそうです。天気予報は1週間に1回まとまった雨が降る程度。畑的にはいいバランスです。
おかげさまで早植えのヒョウタンたちもなんとか順調に成長しています。やはり地植えは苗ポットと比べても成長が早く、本葉がしっかり出てきています。百成の苗があまりにも小さくて大丈夫かなと心配になり、もう一つあった苗をプランターで栽培することにしました。
実際にはプランターではなくてリンゴのコンテナです。リンゴのコンテナは、木製のリンゴ箱に代わってほとんどのリンゴ農家が使っているもので、大きさもリンゴ箱程度。プランターと違うところは、周囲に小さな穴があいているところです。これが意外と栽培に適しているのです。というのは、スーパーの買い物かごの内側を不織布で覆って土を入れるバスケット栽培と近く、通気性と水はけがとても良くて野菜を育てるのにいい効果があるのです。リンゴのコンテナの周囲の穴は小さいので、不織布なしでも大丈夫かなと思い、そのまま土を入れました。
ということで、またもう1苗増えまして合計6苗が育っている状況です。今年はちょっと過保護気味に草・藁マルチ、あんどん、2週間ごとに堆肥や鶏糞を入れるようにしようと思います。
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さて、ほぼ完成した新楽器「ビビリンチョ(仮称)」ですが、弦がブチブチ切れるのは、どうも弦が直角に曲がって糸巻きに至るという構造上の問題かもしれないと思い至りました。しかも今回、金属弦が木製のパーツに食い込んでしまうのを避けるべく、弦を通す穴のところにステンレスの輪っか(ワッシャー)を付けていて、逆にそれが弦を切ってしまっていたようです。そこで、まずはワッシャーを取り外し、さらに気になるところは、穴のところに細い竹を半円形に取り付けて弦が鋭角に曲がらないようにしました。これでけっこうきつめに弦を張っても持ちこたえるようになりました。
せっかくなのでちょっとお披露目にライブでもしようかしらと思っていたら、なんと6月に二つのライブが決定しました。まずは6月9日(水)、ロックの日とは関係ないですが、yoshitake EXPE とコラボライブを開くことになりました。テスコのエレキギターで宇宙的な音響を作るyoshitake EXPE。この日は私のひょうたん楽器で参加者も一緒にセッションをすることにもなりそうです。これは楽しみです。
それから、6月25日(金)は、何度か一緒にやっているささきりょうたさんとのライブです。こちらは基本的にりょうたさんの唄の伴奏的なことになると思います。
そして、もう一つお知らせ。スワロー亭では少し前からYoutubeでラジオをやっていて、毎回ゲストを呼んでお話を聞いているのですが、諸般の事情で今回、私がゲストになることになり、私のひょうたん楽器に至るまでの来し方などをお話ししています。
聞き手は、ブルーベリー農家のヨッシーさん。こんなにまとまった形で音楽のことなどを話すのは初めてかもしれません。聞いていただきたいような、聞いてほしくないような…、でれろん。
(528日目∞ 6月7日 )
- 奥田亮 ∞ 1958年大阪生まれ。中学生の頃ビートルズ経由でインド音楽に触れ、民族音楽、即興演奏に開眼。その後会社に勤めながら、いくつのかバンドやユニットに参加して音楽活動を続ける。1993年頃ひょうたんを栽培し楽器を作って演奏を始め、1997年「ひょうたんオーケストラプロジェクト」結成、断続的に活動。2009年金沢21世紀美術館「愛についての100の物語」展に「栽培から始める音楽」出展。2012年長野県小布施町に移住し、デザイン業の傍ら古本屋スワロー亭を営む。2019年還暦記念にCD『とちうで、ちょっと』を自主制作上梓。