コンパニオンプランツのニラと

by 奥田亮

写真1 定植前に1時間ほど苗を水に浸けておきます

写真2 ニラと一緒に定植

写真3 藁を周りに敷いて藁マルチ

写真4 麻布であんどん

写真5 元気に育っているようです(UFO)

写真6 こぼれ種から発芽

早いもので5月も終わろうとしています。夏野菜の定植はもう終わっていないといけない時期。苗で買った野菜の定植はすでに終わっていますが、種から苗を育てていた我らがヒョウタンは、やっと小さな本葉が2枚ほど出たばかり。種播きが遅れたということもありますが、このところの雨と低気温の影響もありそうです。

本来なら本葉が5、6枚になってから定植すべきところなのですが、このまま小さな苗ポットで生育させるよりも、早めに地面に植えた方がいいのかもしれない、と意を決して5月23日に定植を断行しました。UFO、IPU、百成、?(千成、たぶん)をそれぞれ1苗ずつ計4苗、元気のよさそうなのを選んで、生ゴミ堆肥を混ぜ込んでひと月熟成させた微生物たっぷりの土に植えました。

家庭菜園教室で教えてもらったキュウリの定植方法にならって、コンパニオンプランツとしてニラを一緒に植えました。コンパニオンプランツは、近くに植えておけばいいんだ、ぐらいに思っていたのですが、定植の際に苗の下に敷き込むように植えるのがいいようです。これで根っこ同士が絡まって必要な栄養素や微生物を提供し合いながら害虫予防もするということ。なんかちょっとキュンとなりますね。

小さな本葉2枚ではあまりにも弱々しくて心配です。苗の周りには刈った草や藁を敷いてマルチにし、さらに風よけと保温のためにあんどんを被せました。このあんどん、普通はビニールの肥料袋やスーパーのレジ袋を使うのですが、肥料袋が手に入らないのと、なんとなくビニール、プラスチック系のものをできるだけ使いたくなかったので、なにかないかなとホームセンターを物色していたら、粗い麻布のロールがあったので、それを輪っか状にして被せました。粗くて隙間がスカスカなので、ビニール系に比べると効果は著しく落ちるとは思いますが、ないよりはましです。中に手を入れると、少しだけ温度が上がっているような気がします(気分かもしれないけど)。

定植してから約1週間。雨が多かったり、寒さが戻ったりしましたが、今のところ順調に育っているようです。本葉も少し大きくなったかな。ただ、双葉が何かに喰われている苗もありました。もしかしたらナメクジ?しばらく様子見です。

今年は3品種1苗ずつの予定でしたが、「?」の種が発芽したので計4苗に。さらに、ある朝いつものように菜園の草取りなどしていたら、隅っこのほうに、小さな本葉が出たどうみてもヒョウタンな双葉を発見(写真6)。こぼれ種が育ったようです。少々邪魔な場所にあるのですが、こういうこぼれ種こそ大切に育てたいんですよね。品種はわかりませんが、これで合計5苗になりました。

本家「ひょうたん日記」では、丸黄うりほさん宅から巣立っていった苗たちの入居(?)先が紹介されていましたが、そのIPUの種を分けてくださった須坂市のユカリさんのところも、栽培は順調なご様子。広い畑に頑丈な棚。大阪からいただいたUFOと百成も苗が元気に育っているようです。詳細はまたご報告いたします。

そして、うちの余った苗たちのうちいくつかは、ピアノの先生宅に行く予定です。先生宅はうちから徒歩3分なので、ときどきは様子を見に行くつもりです。それから、半公共的な場所で栽培する計画もあったのですが、場所をみるとどうもヒョウタンが育ちそうにないので、どうしようかなと思案中です。それでもまだ少し残りそうですが、これもどこかにちゃんともらわれて行くような気がします。 うまく育ちますように…、でれろん。

(523日目∞ 5月29日 )