東京ひょうたんスイーツ続報!瓢月堂の「六瓢息災」

by 丸黄うりほ

▲いい感じにゆるい六瓢の俳画がパッケージ

▲瓢月堂「六瓢息災」12個入り

▲俳画家・薮本積穂氏の落款もひょうたん!

▲なんとレシートまで「8」並び!児嶋さんありがとう!

 

花形文化通信「デイリーちくわ」でおなじみのテルミン奏者・児嶋佐織さんから数日前こんなメールが来ました。

「こんにちは。いま羽田でこれ買ったんですけど、要りますか……?」

添付写真は、羽田空港のお土産売り場。どーんと写っているのは「六瓢息災」という文字と、六ひょうたんを描いた俳画です。

おおお、これは!広尾「瓢月堂」の銘菓「六瓢息災」ではないですか!

このお菓子のことは以前から「東京ひょうたんスイーツ」としてチェックしており、3月に東京駅のキオスクでも探したのですが、見当たらず……。というか、たぶんおいているはずなのに東京駅が広すぎて見つけられなかったのです。

私はすぐ返信しました。「わーありがとうございます!欲しいです!これ、東京駅で見つけられなくてあきらめたお菓子なんです!」

その後、大阪に帰ってこられた児嶋さんと落ち合ってお代を支払い、手渡ししていただきました。児嶋さん、わざわざどうもありがとうございます。

さて。この「六瓢息災」の魅力は、なんといっても外箱パッケージです。大きなひょうたんが一つ、小さめのひょうたんや長ひょうたんが束になって五つ。いい感じにゆるくて、すばらしい絵ですね。というのも、こちらは高名な俳画家・薮本積穂氏の作品なのだとか。

個別包装にもひょうたんの絵があしらわれており、銀色のショコラ味には外箱と同じ大ひょうたん、金色のプレーン味にはまた別のひょうたん絵が使われています。よく見ると、積穂氏の落款もひょうたん!封入された栞(しおり)に、「六瓢息災は薮本積穂氏のおはことされる作品だ」とも書かれています。もう亡くなられた方のようですが、積穂氏は相当なひょうたん好きだったのでしょうか?だいたいこのお店の名前も「瓢月堂」ですから、なにかひょうたんつながりの由縁がありそうですよね。

そして。レシートを見て、さらにびっくり!12個入り2箱の代金と税金の合計金額がなんと3888円!ひょうたん型の「8」が三つに、半割りひょうたんの「3」が一つ。まるで企んだかのような数字並びです。

お味のほうも、なかなかのものでした。ビスキュイ生地でいちじくとドライフルーツをサンドしてあり、生姜味がきいていてかなり濃厚。ちょっと月餅にも似た、大人っぽくて個性的なお菓子です。この連休中に、ゆっくりと楽しませていただこうと思います。

ということで、暦通りに5月5日まで「ひょうたん日記」はお休みをいただきます。どうぞみなさんも素敵なゴールデンウィークをお過ごしくださいね!

(505日目∞ 4月30日)

※次回506日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、56日()にアップします。

5月3日(月)の「でれろん暮らし」と、4日(火)・5日(水)の「ひょうたん日記」はお休みをいただきます。