イプのタネが到着! 大きいです……!

by 丸黄うりほ 

▲奥田さんから届いたイプのタネ。大きい!

▲昨年我が家で芽出しを試みたイプ(左)と百成(右)

▲イプの実は35センチほどもある!(撮影:奥田亮)

 

念願のイプのタネが、長野県・小布施の奥田亮さんから届きました!

この「ひょうたん日記」を愛読してくださっている方にはおなじみ奥田さんですが、ちょっとだけ説明しておくと、月曜日「でれろん暮らし」の担当で、私のひょうたん師匠でもある人物。

このイプのタネは、昨年近くにお住いのユカリさんが育てたイプの実をいくつか託され、そこから奥田さんが採取したもの。今回はそれにユカリさん自身が採取したタネも混ぜて送ってくださったようです。

わくわくしながら封筒を開けますと、中から出てきたのは約40粒ほどのタネ。

これが……、大きい!びっくりしました。

写真で見ただけではわかりにくいと思います。私も、奥田さんが以前アップされていた写真だけではその大きさがわかっていませんでした。

長さは2センチほどで、一般的な百成などのタネとそれほど変わらないのですが、横幅が大きい。1.5倍ほどあるでしょうか。厚みもあり、形は四角に近い感じで角ばっています。

1枚目の写真が今回送ってもらったイプなのですが、2枚目の写真と比べてみてください。2枚目の写真の右側に写っているのが、昨年我が家で育てた百成ひょうたんのタネです。今年のイプと百成のタネ、長さはそれほど変わらないのですが、イプのほうが明らかに太っている。横幅がありますよね。

それで、「?」と思ったのが、写真2枚目の左側に写っている昨年のイプのタネです。結局、このタネは一つも発芽しませんでしたので、実がなることもなかったのですが。

昨年のイプのタネは、百成よりも小さいですよね。ひょうたんのタネには必ず入っている縦筋があまりはっきりしていなくて、全体的に茶色くてつるっとしている。これが今年のイプと同じイプだとはとても思えません。

おそらく、イプというのはハワイ語で「ひょうたん」の意味で、日本のひょうたんにいろんな大きさや種類があるのと同じように、ハワイのイプにもいろんな品種があるのでしょう。

そんなわけで、昨年のイプのタネをイメージしていた私は、今年のタネの大きさにびっくりしてしまいました。同時にだんだんと不安になってきました。

タネが大きいということは、実も大きいものがなるはず。それで、奥田さんにユカリさんのイプの実の大きさを問い合わせてみたら、「35、6センチあります」とのこと。でかい!

我が家はマンション住まいで畑がなく、毎年ひょうたんをプランターで栽培しています。千成、百成はともかく、それ以上大きい実がなる品種になるとはっきり言って挑戦なのです。それでも十成や、UFO、まくらといった大きめのひょうたんを無理やりに栽培してきました。

しかし、今までに育てた最大のものでも30センチほどです。35センチのイプが、はたしてプランターで栽培できるのでしょうか……?

(490日目∞ 4月8日)