2020年度の金銀銅メダルと特別賞発表!
by 丸黄うりほ
新年度スタートの本日は、授賞式を行います!
2020年、我が家のベランダでタネから育ち、めでたく36個の実をつけた百成ひょうたん「ティトゥス」。先成り(8月までに受粉した実)と後成り(9月以降に受粉した実)を2回に分けて収穫し、水漬けし、乾燥させた、すべての実がようやく全員集合いたしました。
1枚目の写真を見てやってください。これが「ティトゥス」の実、すべてです。たった1つのタネ、たった1本の苗から、これほど多様な形が生まれるのです。
どの実も少しずつカーブが違います。皮の厚みも質感も違います。まあ当たり前のことなんですが、自然が作り出すバリエーションって果てしないですね。よくこんな手の込んだことができますよね、自然って。いや、なんか考えてやっているのではないから自然なのでしょうか、ひょうたんなのでしょうか。とにかく見ていて飽きません。
そんな多様性のかたまりにも、人間というのは基準や順位をつけたがるもので、実はひょうたん業界にも美の基準というのがあるようです。全日本愛瓢会が出している書物によると、下のふくらみ:上のふくらみ:くびれのサイズが、7:5:3というのが理想のプロポーションらしいです。
その基準に従い、また表皮の美しさなども考慮に入れつつ、36個のなかから美形を選出してみました!
じゃーん!2020年度美形ひょうたんコンテスト1位に輝いたのは!写真2枚目中央のティト実8号さんです!金メダル受賞、おめでとうございます!
銀メダルはティト実4号さん、銅メダルはティト実6号さん。すべて6月に受粉した先成りです。いやー、やはり先成りは甲乙つけがたい美形揃いですね!
続いて、特別賞を発表します!
コホン、特別賞はですね、一般的に美であるとされている基準にはそぐわない。しかし、存在感がありユニークな造形で惹きつけられる。そんな魅力をもった実に贈られる賞です!それぞれの違いに敬意を表して、あえて順位はつけないでおきましょう。
じゃーん!2020年ひょうたん特別賞に輝いたのは!写真3枚目のしわくちゃさん、ウリキン刺青さん、でべそさんです!
わー、パチパチパチ!おめでとうございます!受賞の感想をひとこと聞かせてください!
……こんなことを言いながら永久に遊べますね。四月馬鹿ならぬ、ひょうたん馬鹿。おそまつ。
(485日目∞ 4月1日)