十三のおいしいたこ焼き「ひょうたん」
by 丸黄うりほ
節分の日、京都のひょうたん寺まで行ったもののお参りがかなわなかった私は、(詳しくは昨日の日記をご覧ください)、急遽神戸のひょうたん寺に行くことにしました。
阪急京都線大宮駅から十三駅へ。ここで神戸線に乗り換えです。
そのとき思い出したのが、十三駅の近くにあるというたこ焼きの「ひょうたん」です。知人から「イートインもできて、おいしいよ」と聞いていたので、きょうのランチはたこ焼きにしよう♡と決めて途中下車しました。うかがったのは初めてです。
お店はすぐに見つかりました。「ビール たこ焼き」と書いた赤い垂れ幕に、トレードマークの「メガネをかけたひょうたん」。同じマークが、のれんやメニューなどお店のあちこちについています。
6、7人も入ればいっぱいになりそうな小さな店内で、メガネをかけた女性がせっせとたこ焼きを焼いていました。その赤いTシャツの背中にもトレードマーク。この人が店主さんで、このひょうたんマークは彼女の似顔絵なのだ!とすぐにわかりました。
私はいちばん端の席に座ってメニューを見ました。たこ焼きは10個で350円。追加は5個で180円。味付けのバリエは豊富でハーフ&ハーフにもできるようです。「からし醤油」、「ラー油マヨネーズ」もそそるなぁと思いつつ、オススメひょうたんマークのついた「だしわさび」と「にんにく醤油」のハーフ&ハーフにすることにしました。
たこ焼きは、赤いひょうたん型のお皿でやってきました!「だしわさび」は、わさびをだしに溶き、そこに浸して食べるスタイル。とてもあっさりしています。「にんにく醤油」のほうは、にんにく風味の醤油とマヨネーズ、青海苔、鰹節の全部がけにしてもらいました。中身がやわらかめのとろっとしたたこ焼きで、うまい。ということで、追加で「ソース」も注文。こちらは甘めの大阪風で優しい味でした。お皿に添えられたショウガが紅ショウガではなくて、お寿司のガリのような甘酢味だったのも、後味さわやかでよかった。
ところで、このお店、なぜ「ひょうたん」なのだろう?
他にお客さんがいなかったので、店主さんに尋ねてみました。すると、「私、地元が瓢箪山なんですよ」とのお返事が。
「えっ?あの東大阪の?」
「そうです」
そうだったのかー!やはり、瓢箪山の人は瓢箪山を離れても「ひょうたん」を名乗るほどに地元愛が強いんやな……と私は一人で納得しました。
おいしいたこ焼きを食べて元気チャージした私は、再び阪急電車に乗り神戸方面へと向かいました。
この続きはまた来週。ぜひお読みくださいね!
(448日目∞ 2月5日)
※次回449日目は奥田亮「でれろん暮らし」、2月8日(月)にアップ。
450日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、2月9日(火)にアップします。