瓢箪崩山に登ってきました!(3)
by 丸黄うりほ
正午ごろ、ひょうたんアウトドア部は、ついに瓢箪崩山の頂上に到着しました!
頂上であることを示す三等三角点。「大原の里10名山 瓢箪崩山 532M」という看板も見えました。やったー!やったー!
小さな山なので、頂上といってもそれほど広くはありません。それでも、ちゃんとピラミッド型に石を積んだケルンもあります。
あるどろばんでぃ氏から事前に聞いていた情報では、「頂上まで登っても、眺望はあまり期待できませんよ」ということだったんですが、いやいや。木立の間から、なかなかいい感じに隣の山が見えましたし、別の方向からは、うっすらとですが比叡山も望むことができました。今までの道が本当に林ばかりで、ほぼ眺望がなかったことを思えば、やはりここは頂上なんだと実感できます。冷たい空気がさぁーっと抜けていくのが心地よい。
まずは記念撮影。ということで、ふじっこさんが持参してくれた「豆ひょうたん」を手にして3人並んでパチリ。それが上の3枚目の写真なんですが、ひょうたんが小さすぎて、手に持っていることがわかりませんね(笑)。
そのあと、ふじっこさんは去年自宅の庭で育て、ちゃんと紐がけまでした「百成ひょうたん」を、三等三角点の上に座らせました。
ひょうたんが、瓢箪崩山を征服したぞぉぉおー!
ケルンのてっぺんと比叡山の方向を、右手と左手に持った2個のひょうたんで結んでパワーチャージだぁぁあー!
なんかもうよくわからん状態ですが、登山ハイになっていた私もふじっこさんのマネをして同じポーズで写真を撮ってもらいました。
そんな二人を尻目に、あるどろばんでぃ氏は食事の用意を始めました。なんでも、スパムを缶ごと煮て食べてみようという試みらしい。スパムといえば焼いて食べるものだと思っていたので、この山メニューは新鮮でした。
下界で買って来たおにぎりと、カップスープと、煮スパムでおなかをチャージ!うーん、大満足であります。ちょうど食事を終えようという頃に、ポツポツと小雨が降り出しましたが、復路へのパワーはしっかりと蓄えられました。
そういえば、私たちが頂上に着いたとき、スナフキンのような雰囲気の男性が一人だけいて、倒木に腰掛けてぼんやりと物思いにふけってらしたんですが、その人の姿はいつの間にか見えなくなっていました。
「ひょうたん、ひょうたんってうるさい奴らやな。こいつら、なんやねん?」と思ってらしたかもしれませんね……。ごめんね。
(442日目∞ 1月28日)