瓢箪崩山に登ってきました!(1)
by 丸黄うりほ
瓢箪山、瓢箪島、瓢箪池……など、ひょうたんという語を含んだ地名は全国にあって、ひょうたん者としてはその土地にいつかは行かねばならないと思っています。なかでもずっと気になって仕方がなかったのが、瓢箪崩山(ひょうたんくずれやま)です。
瓢箪山じゃなくて、崩山……。なんでそんな名前がついたのか。
瓢箪崩山は「京都大原の里づくり協会」という団体によって「大原の里10名山」の一つに指定されているようなんですが、ネットで調べてもあまり詳しい情報は出てきません。登山者に人気の山という感じではなくて、マイナーな山のようです。調べるほどに情報の少なさを感じ、逆に私はますます気になっていきました。
地図で見ると、京都市左京区、岩倉の北のほうにある。そんなに遠くでもありません。標高も532.4メートルで、低山です。もしかしたら私でも登山できるんじゃないか?と思い、私の登山の師匠である、あるどろばんでぃ氏に相談してみました。
すると、あるどろばんでぃ氏は「以前登ったことがあります」とのこと。おお、さすがです!しかも、そんなに大変な山じゃなかったとのこと。それならと思い、ヒョウタン総合研究所のふじっこさんにも声をかけてみることにしました。ふじっこさんは二つ返事で「参加したい!」。なんでもご両親が登山する人らしく、本人も登山経験があるそうです。
そんなわけで、この度、あるどろばんでぃ、ふじっこ、丸黄の3人によって「ひょうたんアウトドア部」が結成されました!
ひょうたんアウトドア部は、午前9時に叡山電鉄出町柳駅に集合。電車で岩倉駅まで行き、ちょうど9時半から歩き始めました。
天気はくもり。風は冷たいけれど、寒くてたまらないというほどではありません。登山にはなかなかいい日に当たったという感じ。
駅からしばらく住宅街を歩きます。人通りも車も少なめです。と、あるどろばんでぃ氏が立ち止まり、「あれですね!」と言いました。
4枚目の写真をご覧ください!写真の真ん中あたりに、ひょうたんを横に寝かせたような形の山があるのがわかるでしょうか?そうです、一番高くなっているところが、ひょうたんの下のふくらみ。そしてその右にあるのが上のふくらみです。
出発前、「瓢箪崩山は、下から見てはっきりと山の形がわかる地点がないんですよね」と言っていたあるどろばんでぃ氏に、「そこをなんとか!ちょっとでもひょうたんらしく見える方角があれば、その地点から写真を撮りたいんです!」と私はかなり無理を言いました。
「まあこれが限界ですね」と、あるどろばんでぃ氏。うーむ。不鮮明だけど、この写真は貴重です。しっかり撮っておかねばならない。
もう少し歩くとアスファルト舗装がなくなり、いよいよ山道になりました。出会う人もなく、途中には澱んだ、ちょっと不気味な池も出現。
午前10時半。岩倉駅から約1時間、6キロほど歩いて、一行はようやく「瓢箪崩山 登山口 1」と書かれた道しるべにたどり着きました。
明日の(2)に続きます。ぜひお読みくださいね!
(440日目∞ 1月26日)