ふじっこさんのひょうたんパン
by 丸黄うりほ
ステイホームでひょうたんライフを楽しんでいる、ヒョウタン総合研究所・所員のふじっこさん。先日は、ひょうたん型のパン作りにチャレンジしてみたそうですよ。
昨年はひょうたん栽培2年生にして立派な大型ひょうたんを成らせたし、ライブのフライヤーなんかもさっさっと作ってくれるし。なんでも軽〜くさくさくとこなして、パワフルで器用なふじっこさん。「なんとパンまで作れるの?」と思ったんですが、生地はお母さんが仕込んでくださったのだとか。ふじっこさんが手を動かしたのは成形のみらしい。お母さんも器用で、そしてひょうたんに理解があるのですね。とても羨ましい!
ふじっこさんは、丸型ベースの大小のパン生地を真ん中でくっつけて、小さいほうを上のふくらみにし、そこに口部を作って、カーブをなだらかに整えるという方法で成形。焼く前は1枚目の写真のように、きれいなひょうたん型をしていました。
焼き上がりが2枚目の写真です。おいしそう!上下のふくらみにはひょうたん型が再現されていますが、あれ?口部がない?
裏返したのが3枚目の写真。こちらから見ても口部がなくなっています。パンって、ふくらむと細かい部分がなくなっちゃうんですね。
そういえば、以前仲の良かったパン職人さんが、ひょうたん型のパンを作ってくださったことがあるんですが、それもこんな形に焼き上がっていました。プロでもそうなってしまうんだから、仕方がないのかな。だけど、ひょうたんにとってウェストのくびれと、すぼんだ口部はアイデンティティでもあります。なんとか工夫すれば、再現できるのではないか?口部に別の素材を使うとか?切り込みを入れて焼くとか?
そんなことを外野でガヤガヤ言っている私の家には、パンを焼くオーブンすらありません。「言うだけはあかんでしょ、自分もやってみろよ!」と自分で自分につっこみ。
しかし、さすがチャレンジャーのふじっこさんです。「今度はやり方を変えてやろうと思っています。ふたつの玉に伸ばして真ん中を細くして中に丸め込む方法で。そうすれば、切れ目が出ないかなと。でも、先っぽも欲しいですよね。検討します!」とか、「ひょうたん型の成形、型抜きを使ってもいけるみたいです!もしくは平らな生地をヘラでひょうたん型に切り抜けばいいみたい。今度やってみます!」というメールが送られてきました。さっそく次なる方法を考えているようです。本気で取り組むと大変そう、でもすごく楽しそう!次回のひょうたんパンにも期待しています!
(437日目∞ 1月21日)