ブサかわひょうたんを見てやって!
by 丸黄うりほ
昨日の日記で収穫を報告した、ひょうたん「ティトゥス」の後成りの実たち。きょうは、その中からいくつかピックアップして、実の形をじっくりと鑑賞したいと思います。
12月に収穫した先成りの実は、背が高くて優等生的なひょうたん型をした、いわゆる美形が多かったのですが、後成りたちは違います。サイズが全体的に小ぶりなのは仕方ないとして、なんでこんなに形にバラつきがあるんだろう?同じ1苗のひょうたんからできた実なのに。
それと、表皮の色がちゃんと白っぽくなった実もいくつかはあるのですが、緑色のままで止まってしまったのが多いです。これは熟しきっていないというサイン。おそらく、皮が薄いと思われます。
では、順に写真を見てやってくださいね。
まず1枚目の写真は、後成り最大の実と最小の実です。最大の実は高さ18センチで、表面の色もしっかりと白くなりました。形も先成りたちとよく似た雰囲気でなかなかの美ひょうたんです。
対して最小の実は高さ8センチ。くびれはわずかにあります。お尻のふくらみは斜めにゆがんでいます。そして、お尻の先のもともと花が咲いていたところに「出べそ」みたいなものが残っています(笑)。うーむ、なんともいえない愛嬌がありますね!
続いて2枚目の写真にいきましょう。4個ともウリキンウワバにかじられた実で、地図のような虫食いの跡が残ってしまいました。実の色も青いです。この虫食い跡は水漬け処理をしても残るんじゃないかと思いますが、それも味かな?
3枚目の写真は、頭でっかちのずんどう。モデル体型だった先成りの実たちに全然似ていないブサイクちゃんたちです。とくに左の子は悪いけど、ほんまにブスやなぁ……という感じ。右の子は黒カビが生えてしまい、頭が黒ずんでしまいましたが、ちょっとタイダイ染めみたいなおしゃれ感もある。こういう悪ガキいるよなぁ。
そして、4枚目の写真の、しわくちゃひょうたん。じつは私、今回の収穫でいちばんのお気に入りです。とくに左の子。この子を横に転がして(写真5枚目)、はたまた反対側に転がして(6枚目)、ほら、こうやって鑑賞したら、なんて面白い形なんでしょう!
これはひょうたんの実が成長する途中で止まってしまったケースで、こうなると栽培中に茶色くなって腐ってしまうことがほとんどなんですが、今回は2個も腐らずに残りました。こういうのをツウなひょうたん愛好家は「しぼみ瓢」と呼んでいて、珍ひょうたんとして大切にする方も多いようです。
ですが、問題は次の加工過程である水漬け。収穫まではいけても、水漬けの途中で崩壊してしまうことが多々あるみたいなんですよね。この2個はどうなるかな?みなさんも注目していてくださいね!
(431日目∞ 1月13日)