「ティトゥス」後成りの実25個を収穫しました!
by 丸黄うりほ
2020年ベランダひょうたん栽培の主人公「ティトゥス」。8月までになった実を12月に収穫したのに続いて、9月になった実をこの連休中にようやく収穫しました。
「ティトゥス」の特徴は、9月になってから元気いっぱいだったことだと思います。ひょうたんは、通常6月から7月ごろにかけてたくさん実がなるのですが、2020年はものすごい長梅雨で日照不足だったため、とくに7月がダメで1個しか結実しませんでした。梅雨明け後は強烈な猛暑で、8月の結実も低調。そのかわり9月になってからも気温が高く、この時期に次々に花が咲いて「ティトゥス」の生涯でいちばんの花ピークとなりました。それが高い確率で実になったのです。
受粉に成功したひょうたんの実は数週間で大きさが安定しますが、すぐには収穫できません。完熟するのに約2カ月かかるのです。その計算だと、9月受粉の場合は11月末まで待てば収穫可能ということになるのですが、今回はもうひと月以上待ちました。ひょうたんの収穫はあせってはいけないのです。早いよりは遅いほうがよいというのが定説。
とはいうものの、蔓の成長はとっくに止まり、水やりも12月中旬ごろにはやめてしまっていました。年も改まり、厳しい寒さにちぎれたひょうたんの枯葉がベランダを舞っているのを見ると、いくらなんでもそろそろ納めてやらないと、と思うように……。
そんなわけで、収穫用のバケツとハサミをもって久しぶりに出たベランダ。風がびゅーっと吹いて、さささ、寒い!
ひょうたんの実は収穫に適した時期になると全体的に白っぽく、軽くなってくるのですが、蔓に残された実は青いものも多い。後成り、末成りの実はいつまでたっても完熟せず青いままなんですね。昔はこのことから、末っ子が兄たちに「うらなりの青びょうたん!」などとからかわれたりもしたそうですが。
虫食いも多いし、変な形をしたのも多い。全体的に小ぶりなのも後成りの実の特徴です。
しかし。晩年絶好調、イケオジひょうたんの「ティトゥス」が、9月になってからつけた実はなんと25個もありました。前半の11個とあわせると、合計36個もの実をつけたことになります。10個ほど結実すればヨシヨシな百成ひょうたんにしては、かなり優秀だったと言えるでしょう。
バケツ2個に収穫した実を、軽く水洗いしてから背の高さの順に並べてみました。どうぞ3枚目の写真を見てやってください!
「ティトゥス」、お疲れさま。よく頑張ったね!
(430日目∞ 1月12日)