弾きにくい持ちにくい置きにくい

 by 奥田亮

満龍寺のオンラインライブの様子。

うちの前。写真を見る限りきれいな景色ですが、明朝は雪かき。

 

12月23日、隣町の須坂市にある満龍寺からオンライン配信ライブがありました。12月22日から大晦日までの10日間連続のイベント「まんま」のプログラムの一つとして出演のご依頼をいただいたのでした。

満龍寺のイベント、とにかく会場の設えが半端ないんです。今回も金屏風の前に日本刀を突き刺したオブジェ、時々スモークマシンの煙がもうもうと吹き上がるなか、七色に変化するライトに照らされてのライブでした。見方によっては場末のキャバレーっぽくもあります。ワンマンでは寂しかろう(?)という配慮で、白衣を来たマネキンやスヌーピーのぬいぐるみなどが、サポートメンバーとして置かれるというなんともカオスな空間。しかもお寺の本堂なので、側には室町時代建立のご本尊釈迦牟尼仏座像が鎮座まします。

約一年ぶりとなったライブは、自分の中では未消化感満載で、終わった後は何だかぐったりと疲れきって落ち込んでおりました。正直なところ準備不足だったことは否めません。加えて、自分の作ったひょうたん楽器が、弾きやすさをまったく考慮していないだけでなく、置きにくい、持ちにくいと、にくさ尽くし。これまでずっと、そのことをわかっていながら、あえて自分を楽器に沿わせてきたのですが、少しぐらい楽器を自分に寄せるという方向も考えたらよかったなと、今さらながらあらためて気づいた次第です。今ごろかい! と、どこかからツッコミが入りそうです。

いずれにせよ、次の展開に向けてアクションを起こすための契機になったことは確かです。 配信ライブのアーカイブは満龍寺のYouTube

からご覧いただけますので、ご興味のある方はご覧ください。

そしてこのあたりもいよいよ本格的な雪の季節が到来した模様です。きょう25日(25日に書いています)、昼間は比較的暖かくて昨日来のこっていた屋根の雪が落ちる音があちこちから聞こえていましたが、夕方ごろから次第に気温が下がってきて、暗くなる頃にはまた雪が舞いはじめました。日課の夜の散歩に出かけた時には、少し降ってるなという程度だった雪も、途中から本格的に降りはじめ、約30分の散歩コースから戻った頃には、もう2、3センチ積もりはじめていました。傘を持って出かけてよかったです。このまま降り続けると、明朝は雪かき決定です。

今年の「でれろん暮らし」は今回でおしまいです。お読みくださった皆さま、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。でれろん。

(424日目∞ 12月28日)