鈴なりの「ティトゥス」を見てやって♡

by 丸黄うりほ

▲ベランダ北側は、今こんな感じ

▲ベランダ南側にも実がいっぱいなっています!

▲真ん中の小さい葉の陰に「ティト実35号」

▲ウリキンウワバに喰われた、末成り「ティト実36号」

▲「ティト実27号」はしぼみ瓢になってしまいました

 

きょうは、我が家のベランダで栽培中のひょうたん「ティトゥス」の様子を11日ぶりにお知らせしますね。

1カ月間になった実の数が、6月は8個、7月は1個、8月は2個。そして9月は23個ということからもわかるように、9月の「ティトゥス」はものすごく頑張りました。

10月以降にできた実は、ここに写真をアップした「ティト実35号」と「ティト実36号」の二つだけ。雄花も雌花もまったく咲かなくなり、花と実の第2ピークはついに終わったようです。

葉はまだ青く、若々しく見えますが、そろそろ8月までになった実を収穫する時期がきています。ひょうたんが鈴なりの幸福なベランダも、あとしばらく。このようすを楽しめるのは今だけの期間限定です。

「ティトゥス」のパワーダウンを象徴するように、害虫のウリキンウワバはちっとも減りません。葉をレースのように喰い荒らすだけでなく、花も実もかじるシャクトリムシ。殺虫剤をたっぷりまいても、見つけるたびにつぶしても、全然いなくなりません。かわいそうに「ティト実35号」もかじられて、実の表面に地図のような模様をつけられてしまいました。

ウリキンウワバは透明な身体をしていて、たいていは葉の裏側に潜んでいるんですが、ものすごい大食いですぐに大きくなります。糸みたいなのが、放っておくと数日で立派なケムシサイズになる。大きくなると一口のサイズも大きくなって、食い方が大胆になる。そして、黒い砂みたいなフンをいっぱいします。ウリキンに喰われた葉の下には、黒い気持ちの悪いフンの山ができる。困ったものです。

さらに、うどんこ病も今月に入って勢いづいています。うどん粉をまいたような白いカビが葉の表面にはえる病気なのですが、薬をまいてもなかなか治らず、またすぐに出てくる。これもじつにやっかい。

もうひとつ、最近になって出てきたのが、写真5枚目のように実にシワがよってしまう現象。これはしぼみ瓢と呼ばれるもので、苗がパワー不足になると出てきます。現在「ティト実27号」と「ティト実19号」の二つがしぼみ瓢になってしまいました。

しぼみ瓢は、このまま腐ってしまうこともあるのですが、しぼんだ形を保った状態で収穫できることもあります。その場合は、とても味わいのあるおもしろいひょうたんになります。「27号」と「19号」も、うまくいくといいのですが。

(372日目∞ 10月13日)