敵と戦いつつ、実を増やし続けるティトゥス
by 丸黄うりほ
金曜日の日記、3週連続で同じような内容とビジュアルにになってしまって、ごめんなさい。先週は我が家のひょうたん「ティトゥス」の実が30個を超えそうだと書いたんですが、はい。超えました。今週新たに実になったのは7個で、通算34個になりました。
いやしかし、「ティトゥス」が、がんがん実を増やし続けるので、育て主もついていくのが大変です。写真を撮って日記に記録しておかないと、もうどれがどの実だったかわからなくなってしまいそう。ということで、この1週間にできた実の特徴を紹介しておきますね。
写真1枚目の「ティト実28号」は、ベランダ外側の葉の密集したところに成りました。写真が撮りにくく観察しにくいうえに、まわりの葉にはゴマみたいなアブラムシがいっぱいついていて、「ティト実28号」もウリキンウワバにかじられていました。
そうなんです、今の「ティトゥス」の最大の敵はアブラムシとウリキンウワバ。まあアブラムシは気持ち悪いだけであまり害はないのですが、ウリキン野郎は困る。葉をレースみたいに喰うだけでなく、花も実もかじるのです。
2枚目の「ティト実29号」の表面に、黒い細かい砂みたいなのがついているのがわかるでしょうか?これはウリキンウワバの糞です。
3枚目の「ティト実30号」は、ベランダの柵にひっかかったまま成長中。おもしろいのでこのままにしておこうと思います。
4枚目の「ティト実31号」、5枚目の「ティト実32号」、6枚目の「ティト実33号」はすべて観察しやすいベランダ内側にできました。どの実もなんとなく雰囲気が似ています。
7枚目に写っているひょうたんのうち、右が「ティト実34号」です。ウェストあたりに地図みたいな茶色い模様がついていますが、これがウリキンウワバのかじった跡です。実がまだ若くて柔らかい時にかじられた跡は、刺青のように残り、実の成長とともにそのまま大きくなります。
7個の実の現在のサイズは14センチから8センチ。どれもまだ青いので、これからもう少し大きくなるでしょう。
さて。虫対策として、ばらまくタイプの殺虫剤オルトランをがっつりとまきました。それからひどく喰われた葉をカット。残った葉には殺虫剤のベニカEXをまんべんなくスプレーしました。
それでも、虫喰い跡のある葉を裏返してみると、まだまだウリキン野郎が見つかります。ウリキンは透明な尺取り虫で、身体全体が食べた葉と同じ色をしていて、腹がたつほどうまく隠れています。私は使い捨てのポリ手袋をはめ、敵を見つけるたび指先でぶちぶちと潰していくことにしました。
気持ちわるぅー。いや、これもひょうたん愛です。
(365日目∞ 10月2日)
※次回366日目は奥田亮「でれろん暮らし」、10月5日(月)にアップ。
367日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、10月6日(火)にアップします。