ティトゥスはまだまだ実をつけそうです!
by 丸黄うりほ
9月に入りましたが、我が家のひょうたん「ティトゥス」はまだまだ実をつけそうです。
1枚目の写真に写っている下の実は、ただいま11センチ。これは12個目の実、「ティト実12号」になれそうです。上の実も8センチほどになっていますが、シワが寄ってきているのでこっちはダメ。たぶん数日でしぼんでしまうと思います。
2枚目の写真の実も8センチほどですが、こちらはツルツルピカピカしているので、「ティト実13号」になれそうな予感。
3枚目の写真の実は7センチほど。アザはラティスとガラスの間にはさまっていたのを救出したときについたもので、これは問題ないんですが、この実もシワが寄ってきたのでダメそうな感じ。
4枚目の写真の実はまだ5センチほど。ですが、いまのところツルツルピカピカなので有望。
5センチ以上にふくらんだ子房は実になれることが多いんですが、ダメなこともあります。私の観察によると一定の傾向があるので、その見分け方のポイントを整理しておきますね。
1.表面がツルツルピカピカ光ってきたら、たいてい実になれる。
2.シワが寄ってきたらしぼむ。まれに、しぼみ瓢のまま成長することもある。
3.黄色や茶色になってきたらアウト。
いやー、それにしても「ティトゥス」はよく頑張っています。先週与えたリキダスも効いたみたいで、また蔓も伸びてきたし、悩みのタネだったべと病もかなり落ち着いてきました。葉は6月ごろに比べるとかなりサイズダウンしてきて、同様に実も小さくなってきた感じではありますが、巻きひげなどには勢いが復活しています。
ただし花は……。
5枚目の写真を見てください。9月を過ぎると、なぜか毎年このタイプの花が出てくるんですよね……。
通常、ひょうたんの花には雌花と雄花があり、雌花は花びらの下にある子房がひょうたん型で、雄花は漏斗型をしています。ところが、この写真(奥)の花は?雌花か雄花かどっちでしょうか?
この花の花芯を覗き込むと、手前の花のようになっています。真ん中の黄色いところは雌しべ。そのまわりにある小さいツブツブは雄しべ。つまり両性具有花なんですね。
このタイプの花には残念ながらオスメスどちらの生殖能力もないみたいです。花びらはたいてい大きくてゴージャスなんですが。
秋の気配とともにひょうたんの苗が老いてくると、なぜ両性具有花が出てくるのか?不思議だなぁと思います。
(347日目∞ 9月4日)
※次回348日目は奥田亮「でれろん暮らし」、9月7日(月)にアップ。
349日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、9月8日(火)にアップします。