安田さんちの巨大ひょうたん勢揃い!

by 丸黄うりほ 

▲虫除け網に包まれたスーパー長瓢。2メートル!

▲安田さんとアメリカからやってきたひょうたん・ブッセル。

▲そしてこちらが大瓢タワー!身長1.5メートル!

▲ひょうたんを購入しほくほくのふじっこさん。

 

昨日の日記では、スーパー長瓢という品種のひょうたんの、不思議な雌花について書きました。きょうはその完成形をお見せしましょうね!

スーパー長瓢のタネや苗は、普通の園芸店などでは扱っていません。ふじっこさんがその苗を購入したのは、養老にある「安田ひょうたん店」。ここは、日本中探してもかなり珍しいひょうたんの専門店。しかも製造直販、お店の裏にはひょうたん畑があるのです。

先週末、ふじっこさんはその畑を訪れました。最盛期のひょうたん畑を見せてもらおうという目論見だったようですが、今年は例年よりも早く収穫を終えられたとかで、小型や中型のひょうたんはすでに収穫済み。ですが、目当ての巨大ひょうたんたちには会うことができました!

まず写真1枚目をご覧ください。白い虫除け網に包まれた中に、長細いひょうたんが見えますね。こちらが、そのスーパー長瓢なんです。長さはなんと2メートル。ですが、本来は3メートルに達する品種だとかで、安田さん曰く「小さい」とのこと。2メートルでも小さいとは……恐れ入ります。

2枚目の写真はブッセル。アメリカから輸入された品種だそうで、スライムのような形をしたひょうたんです。あまりにも実が重く、蔓だけでは支えきれないので、お酒のケースを下に置き、その上に板とジャッキを置いて固定しています。ジャッキで成長に合わせて高さを調整していくらしい。大型ひょうたんの管理は本当に大変なんですね。

そして何といってもすごいのは3枚目の写真。大瓢タワーという品種です。身長1.5メートル。小柄な女性と同じくらいの大きさ!

まさに化け物。もしこんなのに暗い夜道でばったり出会ったりしたら、私はきっと泣いてしまいますよ。

こちらもジャッキと板で支え、1日に3センチずつ調整しながら栽培されていたそうです。体重は何キロあるのかわかりませんが、この後の収穫、水浸け、タネ出しの作業もものすごく大変なんだろうなぁ。

そういえば、ふじっこさんが栽培中のひょうたんのなかに、この大瓢タワーも含まれていたはず。幸いにというか残念なことにというか、ふじっこさんの畑ではうまく実っていないようなのですが。大ひょうたんよりもずーっと大型の、こんな恐ろしいひょうたんだったのですね……。

さて。ふじっこさんはお店のほうでも気に入ったひょうたんに出会えたようです。4枚目の写真をご覧ください。こちらは去年以前に収穫され、乾燥も済んだひょうたん。品種はおそらく大ひょうたんでしょうか。確かにものすごく可愛い形。連れて帰りたくなる気持ち、わかります……!

(326日目∞ 8月5日)