これは何だろう?菌との戦い!
by 丸黄うりほ
今年の梅雨は雨量が多く、日本全国で災害を引き起こしていますね。被害にあわれた方々には謹んでお見舞い申し上げます。おそらく農作物にもかなりの被害が出ていると思います。それでなくても、梅雨は菌や虫など、野菜の敵が出やすい時期。
我が家のひょうたん「ティトゥス」の葉にも異変を発見しました。1枚目の写真を見てください。鮮やかな赤いシミが2つあります。ちょっときれい?いやいや。この2枚の葉は写真を撮ってすぐに捨てましたよー。
一体なんだろう?いままで見たことがないものです。はじめはペンキか何かがかかったのかと思いましたが、どうもそのような様子ではない。とすると、病気かと調べてみましたが、どうもはっきりしません。色や形がちょっと似ていて疑わしいのは、さび病、褐斑病、赤星病など。しかしどれもぴったり符合せず、決め手がありません。どの病気も多湿で発生し、菌が引き起こす病気であるということは共通していますが。いずれにしても、もう二度と出てきてほしくないです。きれいでも。
2枚目の写真の葉は、うどんこ病です。これもスフェロテカという菌が引き起こす病気で、多湿の日に、ほぼ毎年発生します。今年はまだ比較的出てくるのが遅く、軽度なほうです。
菌が原因の病気はすべて、殺菌剤でしっかりと予防をする。病気になった葉はなるべく早めに摘み取って他の葉に広がらないようにする。これしか策はないのだろうなと思います。
ふじっこさんの畑では、炭疽病が猛威をふるっています。3枚目の大ひょうたん「ロック」と4枚目の大瓢タワー「超明日香」の、かわいそうな写真を見てください。炭疽病はコレトトリカムという菌が原因で、やはり多湿になると出てきて、葉に黒っぽい同心円状の斑を作りながら広がっていきます。葉だけならともかく、せっかく大きくなりかけている実にまで被害が……(泣)。これ以上広がりませんように!
UFO の苗を2つ引き取っていただいたK・Fさんの庭では、「オグリ」と名付けられたほうにつる割れ病が発生したようです。つる割れ病もフザリウムという菌が原因です。昨年の我が家のひょうたんも罹ったのですが、殺菌剤ベンレートで一命を取りとめました。「オグリ」もどうか助かりますように。
(314日目∞ 7月16日 )