ひょうたん栽培に必要な面積とは?
by 丸黄うりほ
5月に定植したときは小さなビニールポットに収まるサイズだったひょうたんですが、ほんの2カ月で写真のような巨大な植物になりました。苗だったときの大きさと比べると信じられない。巻き舌で、「amazing !」と叫びたくなる成長ぶりです。
1枚目と2枚目の写真はふじっこさんの庭。ひょうたんの蔓がどんどん他の植物の領土を侵食していっているのがわかりますね。ひょうたんは葉1枚だけでもとても大きく、ちょこんと乗ったカエルのサイズからも、それが感じられると思います。それでも、このひょうたんは豆ひょうたんなので小さいほう。ふじっこさんが畑に植えた大型ひょうたんの葉は、直径30センチ以上あります。
そんなわけで、ふじっこさんは庭のひょうたんたちが絡みつく先のネットを広げました。畑のひょうたんはもう行き場がないので、ネットで中二階を作ってそちらへ誘導したそうです。
3枚目と4枚目の写真は我が家のベランダです。たったひとつのプランターに、たった1本のひょうたんの苗が植わっているだけなのに、端から端までひょうたんの蔓。洗濯物は行き場がないので室内干しです。ちなみにベランダは高さ約1メートル、幅約6メートル30センチあります。面積にすると6.3平方メートルということになりますね。
もしかしたら、うまく工夫すれば来年は2苗育てられるんじゃないかなと思い、園芸本やネットなどで、ひょうたん栽培に必要な面積について調べなおしてみました。それによると……。
ある本には、小型のひょうたん1苗で3平方メートル、大型ひょうたんで5平方メートルが必要だと書いてありました。別の本も、3.3〜4.9平方メートル(1〜1.5坪)が必要だとありましたが、理想的には3〜4メートル四方、つまり9〜16平方メートル欲しいとありました。
小型ひょうたんなら我が家のベランダで2苗の栽培がギリギリ可能、大型ひょうたんは1苗でいっぱい。むしろ、ゆとりをもって育てるには1苗でもベランダ2つ分の面積が必要だということになります。
ああ、広い庭か畑があればなぁ。
我が家のベランダをローマ皇帝のように占領するひょうたん「ティトゥス」は、短い花の季節が終わって、実の成長も一段落しました。そして、この数日は、また新しい花が咲き始めています。
(313日目∞ 7月15日)