スーパー長瓢「おろち」以外は実がなりそう?
by 丸黄うりほ
種類の違う6苗のひょうたんに、漫画好きのふじっこさんは人気漫画のキャラクターの名前をつけて、4月から大切に育ててきました。そのひょうたんたちが一斉に結実の季節を迎えたようです。
まず、鉢植えにした豆ひょうたん「里中智」からいきましょう。豆ひょうたんは5センチくらいの小さな実がたくさんなる品種。ほかのひょうたんの雄花で授粉した実を含めて5個なったようです。いまのところ、「里中智」にふさわしくない巨大な実はできていない。残念……、いや、よかったよかった。
庭に植えられた百成「ゴローちゃん」は2個、十成「矢吹丈」は3個の実をつけました。百成は13センチから20センチくらい、十成は25センチくらいの実がなる標準型のひょうたんです。どちらの実も、ウエストがきゅっとしまったなかなかの美形ですね。とくに3個並んでいる「矢吹丈」の実はとてもキュート!まだこの写真では小さいですが、これからもっと大きくなることでしょう。
畑のほうでは、大ひょうたん「ロック」が3個、大瓢タワー「超明日香」が5個の実をつけました。炭疽(たんそ)病が発生して、葉だけでなく実までがやられてしまい、いくつか切り取ったそうです。それでもまた新たに実がついて、この数に落ち着いたよう。
大ひょうたんは30センチ以上になる品種で、3個もできれば大成功でしょう。この手の大型ひょうたんは、摘果といって、できるだけ大きな実を育てるために本命のひょうたん1つだけを残し、ほかの実はカットしてしまう人も多いようですが、ふじっこさんはどうするつもりなのでしょうか。
大瓢タワーは、私も知らなかった品種なんですが、これも大ひょうたんなみに大きな実がなるらしい。それにしては5個も着果し、よく頑張っています。まだ授粉したばかりっぽいので、これからどこまで巨大な実になるか見守っていきたいですね。
さて。ふじっこさんの6ひょうたんのなかで最初に花が咲いたのが、スーパー長瓢の「おろち」でした。(282日目/6月2日)
で、最初に咲いた花も雄花だったんですが、その後もずっと雄花ばかり。まったく雌花が咲かないらしいです。ゆえに、このひょうたんだけがまだ結実していません。確か、楳図かずお『おろち』の主人公「おろち」って女の子じゃなかったかな……と思うのですが。頑張れ「おろち」!美少女カモン!
(308日目∞ 7月8日)